プレ花嫁妊娠がわかったけど、彼とはまだ別々に住んでいます。引っ越しっていつがいいんでしょうか…?
つわりがつらくて、荷造りなんて考えられません。里帰り出産も考えているし、順番がぐちゃぐちゃです。
こんなお悩みを解決します。
私は3姉妹のママで、妊娠32週でマタニティウェディングを挙げました。
妊娠がわかってから式場探し・親への挨拶・職場への報告と、やることが一度に押し寄せた経験があります。
この記事では、授かり婚の引っ越しを「いつ動くか」「どこに住むか」「荷造りをどう逃げるか」の3つに分けて整理します。
- 引っ越しの本番は安定期(妊娠5〜7ヶ月ごろ)に寄せる
- 里帰り出産をするなら、里帰り前に「荷物だけ」新居へ入れておく
- 妊婦の仕事は「決める」こと。運ぶ・詰めるは全部人に頼む
- 母子手帳はそのまま使える。妊婦健診の受診票は転入先で交換(自治体ごとに手続きが違う)
- 妊娠初期は「契約と捨てる」だけ。妊娠後期と産後の引っ越しは避ける



妊娠中の体調は、自分でも読めません。私はつわりと眠気で、平日の夜は何もできない日が続きました。だから「体調がいい前提」で予定を組まないのが、いちばんの安全策です。
なお、妊娠中の体の話は人によって違います。この記事の目安は一般的なもので、動く時期は主治医に相談してから決めてください。
授かり婚の引っ越しはいつがいい?結論は「安定期に動き、里帰り前に荷物だけ運ぶ」


結論から言うと、引っ越しの本番は安定期に置き、荷造りは妊婦がやらない。これだけです。
理由は3つあります。
- 妊娠初期はつわりで動けない日が多く、予定が立たない
- 妊娠後期はお腹が重く、重い物を持つ動作そのものが不安
- 産後は赤ちゃんのお世話で、引っ越しどころではなくなる
消去法で残るのが安定期です。ただし「安定期=何をしても大丈夫」ではありません。
動けるのは「決める・立ち会う・指示する」まで。段ボールを運ぶのは別の人の仕事です。
時期別|授かり婚の引っ越し比較表
| 時期 | 体調の目安 | できること | 避けたいこと | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 妊娠初期(〜15週) | つわり・眠気・体調の波が大きい | 物件探し・契約・捨てる物の仕分け | 荷造り・当日の立ち会い・長距離移動 | △(準備のみ) |
| 安定期(16〜27週) | つわりが落ち着く人が多い。お腹はまだ軽め | 引っ越し本番・新居の整え・手続き | 重い物を持つ・1日中立ちっぱなし | ◎(本番はここ) |
| 妊娠後期(28週〜) | お腹が重い・足のむくみ・頻尿・疲れやすい | 座ってできる手続き・ベビー用品の配置決め | 荷造り・引っ越し当日の作業全般 | ×(原則やらない) |
| 産後(〜3ヶ月) | 寝不足・体の回復途中・授乳リズム | ほぼなし(夫や家族に全任せ) | 新生児と一緒の引っ越し | ×(避ける) |
| 産後(半年〜) | 生活リズムが落ち着き始める | 家族の引っ越しとして計画し直す | 繁忙期(3月中旬〜4月上旬) | ○(急がないなら) |
週数の区切りは一般的な目安です。体調は人によって違うので、動く時期は主治医に確認してください。



この表で見てほしいのは「できること」の列です。妊娠初期でも「決める」は進められます。体を使う作業だけを安定期に寄せる、という発想です。
いちばん避けたいのは「予定日の直前」と「3月中旬〜4月上旬」
時期の話でもう1つ。引っ越し業者には、はっきりした繁忙期があります。
国土交通省は毎年「引越時期の分散」を呼びかけています。公式サイトによると、例年3月から4月にかけて引越の依頼が集中しています。
この時期は予約が取りにくく、料金も上がりやすいです。妊娠中で日程の自由がきかないなら、なおさら外したほうが楽です。
出典:国土交通省「引越時期の分散に向けたお願い」(2026年9月時点)
- 出産予定日の前後1ヶ月は、引っ越し日を入れない
- 3月中旬〜4月上旬は、できる限り外す
- 安定期が繁忙期と重なるなら、2月以前か5月以降にずらす
- 平日・午後便のほうが予約は取りやすい傾向がある
「安定期」と「繁忙期を外す」の2つを重ねると、動ける週は意外と少ないです。妊娠がわかった時点でカレンダーに印をつけておくと、あとで慌てません。
授かり婚の引っ越しで悩む3つのパターン|同棲なし・どちらかの家・実家


「いつ」の前に「どこに住むか」が決まっていない人も多いはずです。
授かり婚の住まいは、だいたい次の3パターンに分かれます。
- 同棲なし → 新居を探して2人で引っ越す
- どちらかの家に、もう一人が入る
- 出産前後は実家に戻り、落ち着いてから新居へ
同棲していないカップル|新居探しは「産後の生活」から逆算する
別々に住んでいた2人が妊娠をきっかけに一緒に住む。授かり婚ではいちばん多い形です。
ここで大事なのは、2人暮らしではなく「赤ちゃんがいる暮らし」で物件を選ぶことです。
新婚気分で選んだ家は、産後に不便が出やすいです。チェックしたい条件を挙げます。
- エレベーターの有無(ベビーカー+抱っこで階段はつらい)
- 産院と小児科までの距離(夜中に行ける距離か)
- ベビーベッドと大人の寝具が同じ部屋に置けるか
- 洗濯物を干す場所(赤ちゃんの洗濯物は毎日出る)
- どちらかの実家からの距離(産後に手伝いを頼めるか)



3人育ててわかったのは、家選びで効くのは「広さ」より「動線」です。抱っこしたまま片手で開けられるドアか、玄関からベビーカーを入れられるか。そこが毎日効いてきます。
内見は妊娠初期でもできます。ただし1日に何件も回ると、つわりの時期は途中で動けなくなります。
1日2件まで。座れる場所を挟む。この2つを守るだけで、内見はぐっと楽になります。
どちらかの家に入る|早いけれど、産後に「狭い」が出てくる
すぐ一緒に住めるのが最大のメリットです。契約も引っ越しも片方だけで済みます。
一方で、1人用の間取りに赤ちゃんの荷物が入ると、あっという間に狭くなります。
ベビーベッド、おむつのストック、ベビーカー、抱っこひも、チャイルドシート。想像より場所を取ります。
- まずどちらかの家に入り、産後半年〜1年で広い家へ移る「2段階」も現実的
- 入る側の荷物は、この機会に思い切って減らす
- 賃貸なら、同居人が増える旨を管理会社に連絡する(契約上の確認)
一度実家に戻る|里帰り出産と組み合わせるなら、新居は「先に決めて後で住む」
妊娠後期から産後しばらくを実家で過ごし、落ち着いてから新居に入るパターンです。
体はいちばん楽です。ただ、新居の準備が夫任せになり、産後に「初めて住む家」で育児が始まります。
このパターンを選ぶなら、里帰り前に一度は新居に荷物を入れ、置き場所を決めておくのが安全です。詳しくは里帰りの章で書きます。
3パターンのメリット・デメリット表
| パターン | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 同棲なし→新居 | 産後の生活に合わせて家を選べる。2人とも新しい気持ちで始められる | 物件探し・契約・2人分の引っ越しで手間と費用が最大 | 安定期に時間を作れる人。長く住む家を決めたい人 |
| どちらかの家に入る | すぐ一緒に住める。費用が最小。片方の荷物だけで済む | 産後に狭くなりやすい。近い将来もう一度引っ越す可能性 | 予定日まで時間がない人。まず同居を優先したい人 |
| 実家→新居 | 妊娠後期と産後の体がいちばん楽。親の手を借りられる | 新居の準備が夫任せ。産後に慣れない家で育児が始まる | 里帰り出産をする人。実家と協力できる人 |



どれが正解というより「予定日までの残り週数」で決まります。安定期が残っているなら新居、残っていないならどちらかの家か実家。まず今の週数を数えてみてください。
【体験談】妊娠中の体調は、自分でも読めませんでした
私自身の当時の住まいまわりの段取りは、7年前のことで細かい部分を覚えていません。なので、この記事では「こうした」と断言する書き方はしません。
ただ、妊娠中に「体を使う予定」を組むのがどれだけ難しいかは、はっきり覚えています。
結婚式の準備を通して味わった話なので、引っ越しにもそのまま当てはまるはずです。
妊娠2ヶ月で始まった「お腹がすくと気持ち悪い」と「異常な眠気」
私のつわりは、吐くタイプではありませんでした。
お腹がすくと気持ち悪くなるタイプと、眠気がひどいタイプ。この2つが同時に来ました。
仕事から帰ると、そのまま寝てしまう。平日の夜に何かを進めるのは、ほぼ無理でした。
式場探しは妊娠8週の週末に1日3件回りましたが、あれは今思うと無茶でした。



もし当時、同じ時期に引っ越しの荷造りまで重なっていたら、たぶん途中で倒れていました。妊娠初期に「体を使う予定」を入れないのは、経験からの本音です。
「まだやれる」が通じなくなったのは、思ったより早かった
安定期に入って体が楽になり、「今のうちに全部やる」と張り切りました。
ところが妊娠後期に入ると、お腹の重さで立っている作業がつらくなりました。
私は後期の準備を「座ってできるタスク」から順に片付けるように切り替えました。
結婚式当日(妊娠32週)は、ヒールを最初からあきらめてフラットシューズでした。それでも夕方には足がパンパンでした。
この状態で段ボールを運ぶのは、想像するだけで無理だとわかります。
- 安定期は「体を使う作業」を集中させる時期
- 後期は「座ってできる作業」だけに絞る
- 「まだやれる」と思った日が、切り替えの合図
3人育てた今、引っ越しで「やらない」と決めていること
結婚式では、節約のために手作りに走って後悔しました。
ムービーを自作して80時間以上かけ、仕上がりは微妙。体力とゲストとの時間を削っただけでした。
この経験があるので、妊娠中の引っ越しで荷造りを自分でやる選択は、今の私ならしません。
お金で買えるのは「時間」ではなく「体力の余白」です。妊娠中の体力は、あとで取り戻せません。



「自分でやれば節約になる」は、妊娠中だけは疑ってください。私はその考えで、結婚式の思い出をひとつ減らしました。
妊娠週数別|授かり婚の引っ越しでできること・避けること


ここからは週数ごとに、もう少し細かく見ていきます。
くり返しになりますが、週数の目安は一般的なものです。切迫早産などで安静の指示が出ている人は、この表より主治医の指示を優先してください。
妊娠初期(〜15週)|つわりの時期。「契約」と「捨てる」だけ進める
体調がいちばん読めない時期です。朝は動けたのに昼から寝込む、が普通に起きます。
この時期にやるのは、頭を使う作業だけにします。
- 住むパターンを2人で決める(新居/どちらかの家/実家)
- 物件のネット検索と条件の絞り込み
- 内見は1日2件まで。契約は体調のいい日に
- 「捨てる物」の仕分けを、座ってできる範囲で少しずつ
- 引っ越し業者の相見積もりを取る(訪問見積もりは夫に立ち会ってもらう)
妊娠初期に段ボールを詰め始めるのはやめてください。においに敏感な時期は、古い物を触るだけで気持ち悪くなることがあります。
安定期(16〜27週)|動くならここ。ただし「立ち会う人」に徹する
つわりが落ち着く人が多く、お腹もまだ軽い時期です。引っ越し本番はここに置きます。
とはいえ、妊婦の役割は「指示と確認」までです。
- 引っ越し当日は、荷物の置き場所を指示する係
- 重い物・高い場所の物には手を出さない
- 1時間に1回は座る。水分と軽食を手元に
- 新居の掃除は業者かハウスクリーニングに
- 役所の手続き(転入届・受診票の交換)もこの時期に済ませる



私は式当日、控え室にトイレがあって本当に助かりました。妊娠中は頻尿になります。引っ越し当日も「すぐトイレに行ける場所にいる」を意識してください。
妊娠後期(28週〜)|お腹の重さと早産の不安。荷造りは人に
この時期の引っ越しは、原則おすすめしません。
お腹が大きくなって足元が見えにくく、転倒の心配も出てきます。長時間の作業で張りを感じる人もいます。
どうしても後期に引っ越すなら、妊婦は当日その場にいないくらいの割り切りが安全です。
- 荷造り・荷ほどきまで頼めるプランを選ぶ
- 当日は実家やカフェで待機し、夫と親に任せる
- 母子手帳・保険証・診察券は手荷物で持ち歩く(段ボールに入れない)
- 新居の近くの産院に、いつから受診できるか事前に確認
産後|新生児と引っ越しは、想像の3倍しんどい
私は産後、メンタルも見た目もズタボロでした。
2〜3時間おきの授乳と寝不足の中で、荷物の整理は現実的ではありません。
「産後に落ち着いてから引っ越す」と考えている人は、産後半年以降を目安にしたほうが現実的です。
私は新婚旅行も妊娠中は見送り、出産後しばらく経ってから「後日ハネムーン」にしました。生活が落ち着いてから動く判断は、旅行でも引っ越しでも同じです。
そのときの判断は授かり婚の新婚旅行はいつ行く?の記事に書いています。
里帰り出産をするなら、授かり婚の新居はいつ整える?


里帰り出産を考えている人は、引っ越しの順番がもう1段ややこしくなります。
結論は、里帰り前に「荷物だけ」新居に入れておくです。
里帰り前に「荷物だけ」新居へ入れておく理由
里帰りの時期は産院の受け入れ条件で決まりますが、妊娠8〜9ヶ月ごろに実家へ移る人が多いようです。
つまり里帰りの直前は妊娠後期。荷造りに向かない時期です。
だからこそ、安定期のうちに荷物を新居へ移し、里帰りは「身軽な状態」で出発するのが理想です。
- 安定期:新居へ引っ越し(本番)
- 妊娠後期の前半:新居でベビー用品の置き場所を決める
- 里帰り:入院グッズと当面の着替えだけ持って実家へ
- 産後:整った新居に、赤ちゃんと一緒に帰る



産後に帰る家が「どこに何があるかわからない家」だと、それだけで泣きたくなります。おむつの場所、哺乳瓶の洗い場、寝る場所。この3つだけは里帰り前に決めておいてください。
里帰り中に夫が一人で整えるパターンの落とし穴
「荷物は運んだ。あとは里帰り中に夫が片付ける」。これもよくある形です。
問題は、夫が「自分の使いやすさ」で配置してしまうことです。産後に使うのは主に妻なのに。
私は結婚式で招待状を夫に任せましたが、返信管理と催促で苦戦しました。任せるなら「何をどこまで」を紙で渡すのが大事です。
- ベビー用品の置き場所は、里帰り前に妻が決めて写真を撮っておく
- 「開けなくていい段ボール」に印をつけておく
- 週1回、ビデオ通話で進み具合を見る
- カーテン・照明・寝具だけは里帰り前に設置しておく
産後に新居へ「初めて帰る」パターンで困ること
里帰り前に新居へ荷物を入れられず、産後に初めて新居に入るケースもあります。
この場合、困るのは体のことより「住所」です。
- 出生届・児童手当・乳幼児医療の手続きは、住民票のある自治体で行うのが基本
- 住民票を新居に移していないと、産後に手続きの二度手間が出る
- 赤ちゃんの健診や予防接種の案内も、住民票の自治体から届く
荷物より先に、住民票の住所だけは出産前に新居へ移しておくと、産後の手続きが1か所で済みます。



産後の手続きは、寝不足の頭で役所の書類を書く作業です。私は産後、メンタルも見た目もズタボロでした。あの状態で「住所が違うのでもう一度」と言われたら、きっと泣いていたと思います。
里帰り先での妊婦健診は「受診票が使えない」ことがある
ここは知らないと損をするポイントです。
妊婦健診の受診票(補助券)は、自治体が契約している医療機関で使う仕組みです。
里帰り先が県外などで契約外の病院だと、受診票が使えず、いったん自費になることがあります。
その場合、あとから申請すると費用の一部が戻ってくる制度(償還払い)を設けている自治体が多いです。
例えば東京都足立区の公式サイトでは、都外に里帰りして受診票を使えなかった妊婦健診について、申請期限を「出産した子の1歳誕生日の前日まで」とし、未使用の受診票・領収書・母子手帳などを必要書類にしています。
- 里帰り先の病院で受診票が使えるか、先に電話で聞く
- 使えないなら、領収書と明細書の原本を全部取っておく
- 未使用の受診票は捨てない(申請に必要な自治体がある)
- 申請期限と必要書類は、住民票のある自治体のサイトで確認
出典:足立区「里帰り出産等の妊婦健康診査費用等の助成」(2026年9月時点)。制度の有無・内容は自治体で異なります。
- 引っ越し本番は安定期(16〜27週)。繁忙期の3月中旬〜4月上旬は外す
- 妊娠初期は「契約と捨てる」、後期は「座ってできること」だけ
- 住まいは「同棲なし→新居」「どちらかの家」「実家→新居」の3パターン。残り週数で選ぶ
- 里帰り出産なら、里帰り前に荷物を新居へ。住民票は出産前に移す
- 妊婦の仕事は「決める」。運ぶ・詰めるは全部人に任せる
引っ越しと結婚式、どちらを先に進めるか迷っている人は、授かり婚の順番(発覚から出産までの流れ)の記事で全体像を先に押さえてください。
妊婦が荷造りをしない段取り|授かり婚の引っ越しを「逃げ切る」4つの方法


ここからは具体的な省力化の話です。目標は「妊婦は段ボールに触らない」です。
荷造りから荷ほどきまで頼めるプランを、最初から候補に入れる
大手の引っ越し業者には、荷造りと荷ほどきまで任せられるプランがあります。名称や範囲は会社ごとに違います。
通常プランより費用は上がります。でも妊娠中は、この差額を「体力を買う値段」と考えてください。
- 見積もり時に「妊娠中で荷造りができない」と伝える
- 荷造りだけ頼む/荷ほどきまで頼む、の2段階で見積もりを取る
- 食器・本など重い物だけ業者、衣類は夫、と分けるのも手
- 繁忙期を外すと、このプランも予約が取りやすい



私は「究極のズボラママ」を自称していますが、妊娠中の引っ越しに関してはズボラが正解です。頑張るところを間違えないでください。
「詰める」より先に「捨てる」を終わらせる
荷物が半分になれば、荷造りの手間も費用も半分になります。
捨てる作業は座ってできます。妊娠初期から少しずつ進められる、数少ない作業です。
- 1日1か所(引き出し1段)だけ。まとめてやらない
- 「迷う物」は箱に入れて、新居で1年開けなければ処分
- 大型家具は自治体の粗大ごみ回収を早めに予約(時期によって混む)
- 売れる物はまとめて買取に出し、個別出品はしない(手間がかかる)
私は結婚式で「いらなかった物」が振り返ると半分以上ありました。荷物も同じで、新居に持ち込んで使わない物は意外と多いです。
夫・親・友人への「頼み方」を紙にする
「手伝って」だけだと、手伝う側も何をすればいいかわかりません。
私は職場への妊娠報告のとき、最初の一言だけ紙に書いて持っていきました。頼みごとも同じで、紙にして渡すと相手が動きやすいです。
| 頼む相手 | 頼む内容 | 頼むときの一言 |
|---|---|---|
| 夫 | 業者の見積もり立ち会い・重い物の梱包・当日の指揮 | 「私は当日、置き場所を言う係になるね」 |
| 自分の親 | 当日の妊婦の付き添い・食事の差し入れ | 「当日、一緒にいてもらえると安心」 |
| 夫の親 | 不用品の引き取り・車での小運搬 | 「大きい物だけ、お願いできますか」 |
| 友人 | 荷ほどき後の整理・買い出し | 「引っ越しの翌週、1時間だけ来てくれない?」 |
引っ越し当日、妊婦は「現場にいない」を基本にする
当日の現場は、想像以上に立ちっぱなしです。
搬出の間は旧居で待機、搬入の間は新居で待機。どちらも座る場所がありません。
- 搬出は夫に任せ、妊婦は先に新居へ移動して座って待つ
- 新居には折りたたみ椅子を1脚、先に置いておく
- 置き場所は事前に間取り図へ書き込み、当日は図を渡すだけにする
- 母子手帳・保険証・水・軽食・スマホの充電器は手荷物に



私は式当日、早朝の支度で朝食を逃し、夕方までほぼ空腹でした。おにぎりとチョコレートに救われた記憶があります。引っ越し当日も、食べる物だけは先に確保しておいてください。
引っ越し費用と結婚式費用のバランス|授かり婚は出費が一度に来る
授かり婚は、結婚式・引っ越し・出産準備の出費が数ヶ月に集中します。
私の結婚式は総額およそ500万円。ご祝儀と両親からの援助を引いた手出しは約200万円でした。
ここに引っ越しの初期費用(敷金・礼金・家具家電・業者代)が重なります。順番を決めずに進めると、貯金が一気に減ります。
優先順位は「住まい>出産準備>結婚式の規模」
削れないのは住まいと出産準備です。結婚式は規模で調整できます。
私は120名を招待して、振り返ると半分以上が「いらなかった」項目でした。お色直しの1着も不要でした。
- 引っ越し:繁忙期を外し、荷物を減らして費用を抑える
- 出産準備:レンタルや譲り受けで大型品を減らす
- 結婚式:ゲスト数と演出で調整。「いらない物」を先に決める
結婚式のお金に不安がある人は、結婚式のお金がない…諦める前に読んでほしい5つの方法の記事にまとめています。
引っ越し業者の費用は「時期」でいちばん変わる
引っ越し費用の相場は、距離・荷物量・時期で大きく変わるので、ここでは金額を書きません。
ただ、時期の影響は確実です。国土交通省も、混雑時期を外した利用者から「引越代金が安くなった」「予約が取りやすくなった」という声を紹介しています。
安定期と繁忙期がぶつかるなら、2〜3社の相見積もりで「日をずらすといくら変わるか」を聞くのがいちばん確実です。



私は式場を決めるとき、3週間かけて見積もりを比べて交渉しました。引っ越しも同じで、比べるだけで下がる余地があります。妊娠中は電話とメールで済むのもありがたいところです。
授かり婚の引っ越し後の手続き|住民票・母子手帳・受診票


引っ越しが終わったら、役所の手続きです。妊娠中ならではの項目があるので、順番に整理します。
転入届は引っ越しから14日以内
別の市区町村へ引っ越したら、転出届と転入届が必要です。
総務省の案内では、転入届は引っ越した日から14日以内。正当な理由なく届け出をしないと、5万円以下の過料の対象になることがあります。
- 転出届:旧住所の役所(引っ越し前に。マイナンバーカードがあればオンライン申請できる場合あり)
- 転入届:新住所の役所(引っ越し後14日以内)
- 同じ市区町村内なら転居届のみ
- マイナンバーカード・免許証の住所変更も同時期に



妊娠中は「あとでやろう」が本当に後回しになります。私は職場への報告も制度の相談も一度にやって疲れ切りました。役所の手続きは、引っ越し当日ではなく、体調のいい平日に1日分けて取っておいてください。
出典:総務省「住所の異動届は正しく行われていますか?」(2026年9月時点)
母子手帳はそのまま。妊婦健診の受診票は転入先で交換
ここがいちばん質問の多いところです。
母子手帳(本冊)は引っ越しても、そのまま使えます。作り直しは不要です。
一方、母子手帳と一緒にもらった妊婦健診の受診票(補助券)は、交付した自治体のものです。転入先で使える受診票に交換する手続きが必要になります。
例えば東京都葛飾区の公式サイトでは、母子手帳は「お持ちのものをそのままお使いください」、都外からの転入は前住所地の受診票を都内用に交換する、と案内しています。
千葉市の公式サイトでも、他市で母子手帳をもらってから転入した人は、市の「別冊」への交換手続きが必要で、持ち物は母子手帳と前住所地の未使用の受診票、と案内しています。
- 持ち物の例:母子手帳・本人確認書類・前住所地の受診票一式(未使用分)
- 窓口は「保健センター」など、転入届の窓口と別のことがある
- 次の健診日までに済ませる(交換前だと自費になる場合がある)
- 手続きの名称・窓口・持ち物は自治体で違うので、転入先の公式サイトで確認
出典:葛飾区「転入してきた場合、母子健康手帳・妊婦健康診査受診票の手続きはどうすればいいですか」/千葉市「母子健康手帳について」(いずれも2026年9月時点)
妊婦健診は、こども家庭庁の案内によると出産までに14回程度の受診が目安です。妊娠24週からは2週間に1回になります。
安定期の後半に引っ越すと、健診の間隔が短くなる時期と重なります。受診票の交換は転入届と同じ日に済ませるつもりで動いてください。
出典:こども家庭庁「妊婦健診に関する取組み」(2026年9月時点)



私の場合の細かい手続きは覚えていないのですが、調べてみると窓口が「役所の市民課」と「保健センター」に分かれている自治体が多いです。1日で両方回るなら、先に場所と受付時間を確認しておくと二度手間になりません。
婚姻届と転入届を同じ日に出すときの注意
入籍と引っ越しを同時にする人も多いはずです。
婚姻届を出しても、住民票の住所は自動では変わりません。転入届は別に必要です。
注意したいのは受付時間です。ある市の公式サイトでは、婚姻届は時間外でも受け付けるが、転入手続きは平日の日中のみ、と案内しています。
- 同じ日に出すなら、平日の日中に役所へ
- 「転入が先」か「婚姻が先」かで、住民票に旧姓の履歴が残るかどうかが変わる自治体がある
- どちらの順番がいいかは、転入先の役所に事前に電話で確認
出典:高石市「婚姻と同時に転入したいのですが〜」(2026年9月時点)。運用は自治体で異なります。
私は結婚式当日(妊娠32週)に婚姻届を出しに行き、朝から夕方までバタバタして後悔しました。役所の手続きは、式とも引っ越しとも別の日に分けるのが安全です。
妊娠中の入籍で母子手帳の名義・保険証・扶養がどうなるかは、妊娠中の入籍手続き(母子手帳・保険証・扶養・苗字)の記事にまとめています。
産院・郵便・勤務先への住所変更も忘れずに
役所以外にも、妊娠中ならではの連絡先があります。
- 産院:住所変更の連絡。転院するなら紹介状の依頼
- 郵便局:転居届(旧住所あての郵便を1年間転送)
- 勤務先:住所変更+通勤経路の届け出(産休・育休の書類の送付先になる)
- 健康保険:住所変更(加入している保険の窓口へ)
- ベビー用品のネット注文:届け先を新居に変えてから注文
産休・育休の書類は郵送でやり取りすることが多いです。勤務先への住所変更を忘れると、大事な書類が旧住所に届きます。
授かり婚の引っ越しでよくある質問
契約や物件探しは問題ありませんが、荷造りや当日の作業は避けたい時期です。つわりで動けない日が多く、予定どおりに進みません。体調については主治医に相談してください。
予定日までの残り週数によります。両方を安定期に入れるなら、引っ越しを先に済ませて住所を固めてから式の準備に集中するほうが、手続きの二度手間が減ります。私の場合は式の準備だけで安定期がほぼ埋まりました。全体の流れはマタニティ婚の準備スケジュール全記録の記事を参考にしてください。
作り直しは不要で、そのまま使えます。交換が必要なのは妊婦健診の受診票(補助券)と、自治体独自の別冊です。転入先の保健センターなどで手続きします。持ち物と窓口は転入先の公式サイトで確認してください。
一時的な里帰りで住民票を移す人は少数です。出生届や児童手当は住民票のある自治体で手続きするため、新居の住所に固めておくほうが産後の手続きが1か所で済みます。里帰り先で受診票が使えない場合は、償還払いの制度があるか住民票の自治体に確認してください。
通える距離なら変えなくても構いません。ただ、産院によっては分娩予約の締め切りや受け入れ条件があります。転院するなら早めに紹介状を頼み、新しい産院の受け入れ可否を先に確認してください。
急いで決めるより、まず「産後にどこで暮らすか」を2人で決めるのが先です。すぐ同居したいならどちらかの家に入り、産後に広い家へ移る2段階も選択肢です。焦って新居を契約すると、産後の生活に合わない家になりやすいです。
まとめ|授かり婚の引っ越しは「安定期に決めて、運ぶのは人に任せる」
- 引っ越し本番は安定期(16〜27週)。予定日の前後1ヶ月と3月中旬〜4月上旬は避ける
- 妊娠初期は「契約と捨てる」、後期は「座ってできること」だけ。産後は半年以降に
- 住まいは「新居」「どちらかの家」「実家→新居」の3択。残り週数で決める
- 里帰り出産なら、里帰り前に荷物を新居へ入れ、住民票も出産前に移す
- 母子手帳はそのまま。受診票は転入先で交換。転入届は14日以内
- 妊婦は「決める」係。荷造り・運搬・当日の立ち会いは人に任せる
授かり婚は、やることが一度に来ます。全部を自分でやろうとすると、いちばん大事な体調が後回しになります。
私は結婚式で「自分でやれば節約になる」と頑張って、体力と思い出を削りました。
引っ越しは、頑張らなくていい場面です。決めるのはあなた、運ぶのは人。この線引きだけ守ってください。



まずは今の週数を数えて、安定期が何週残っているか見てください。そこから逆算すれば、引っ越し日は自然と決まります。あなたの新生活が、体にやさしい順番で進みますように。
引っ越しの前後で必要になる関連記事はこちらです。










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