プレ花嫁授かり婚って、実際どれくらいいるんだろう…。自分だけ順番が違う気がして、周りに言いづらいです。
30代の授かり婚は少ないって本当?離婚率が高いという話も聞いて、不安になっています。
こんなお悩みを解決します。
私は3姉妹のママ・みのりです。妊娠32週でマタニティウェディングを挙げました。
つまり私自身も、授かり婚の「その1人」です。
この記事では、厚生労働省の統計とリクルートの調査だけを使って、授かり婚の割合を年齢別に整理します。出どころの分からない数字は使いません。
- 授かり婚の割合は、厚労省の最新公表値で第1子出生の18.4%(令和元年)。およそ5〜6組に1組
- 母の年齢別では、20〜24歳55.0%/25〜29歳17.6%/30〜34歳10.1%/35歳以上10.1%。30代は「10人に1人」
- 割合は平成14年の27.9%をピークに下がっているが、今も年7万人規模
- 「授かり婚だけの離婚率」は国の統計にない。「離婚率が高い」に一次データの裏付けはない
- 数字で「珍しくない」を確認したら、次は入籍の順番と結婚式をどうするかを決める番



私も当時は「自分だけ順番が違う」と思い込んでいました。数字を知ったとき、肩の力が抜けたのを覚えています。この記事では、出典のはっきりした数字だけを並べますね。
授かり婚の割合は約2割|厚労省の最新公表値は18.4%(令和元年)


先に数字だけ言います。
授かり婚の割合は、第1子出生の18.4%です。
出典は厚生労働省の人口動態統計特殊報告「令和3年度 出生に関する統計」(2021年7月30日公表)。概況の15ページ「表6・図9」と、e-Stat(政府統計の総合窓口)の統計表「第10表」に載っています。
出典:厚生労働省「令和3年度 出生に関する統計の概況」(人口動態統計特殊報告・2021年7月30日公表)。年次・年齢別の詳細は「2 出生動向の多面的分析(PDF)」14〜16ページ、および政府統計の総合窓口e-Statの「第10表」。2026年9月に確認。
「結婚期間が妊娠期間より短い出生」が授かり婚の目安
国の統計に「授かり婚」という項目はありません。
代わりに使われるのが、「結婚期間が妊娠期間より短い出生」という区分です。中身はこうなっています。
- 対象:結婚している夫婦の第1子(統計用語では「嫡出第1子」)
- 条件:結婚週数が「妊娠週数-3週」より短い出生
- 言い換えると、結婚から4週たつ前にすでに妊娠していた出生
- 結婚期間は、出生届の「同居を始めたとき」から「生まれたとき」までの月数で数える
ここで1つ注意があります。
出生届の「同居を始めたとき」は、結婚式を挙げた月か、一緒に住み始めた月の早いほうを書く決まりです(厚労省の同資料の注記)。
つまりこの統計は、入籍日ではなく「同居の始まり」から数えています。
入籍前から同棲していた人は結婚期間が長く計算されるので、「入籍より先に妊娠した人」の実数はこの数字より多い可能性があります。ただし国の資料にそこまでの記載はないので、ここは私の読み方です。



「授かり婚の数字」として出回っている18.4%は、この区分の割合です。定義を知っておくと、ほかのサイトの数字が同じ出典かどうかも見分けられます。
18.4%は「幅のある数字」です
結婚期間は月単位でしか分かりません。
そのため厚労省は、結婚週数を「平均・最短・最長」の3通りで計算しています。
| 計算のしかた | 令和元年の割合 | 出生数(推計) |
|---|---|---|
| 平均的な結婚週数で計算(本文で使う数字) | 18.4% | 70,233人 |
| 結婚週数が最短の場合 | 21.1% | 80,416人 |
| 結婚週数が最長の場合 | 16.3% | 62,254人 |
出典:厚生労働省「令和3年度 出生に関する統計」統計表 第10表(令和元年・総数)。
つまり本当のところは「16〜21%のどこか」です。
「5組に1組」とも「6組に1組」とも言える幅なので、この記事では真ん中の18.4%=およそ5〜6組に1組で話を進めます。
「結婚した人の2割」ではないので注意
厚労省の資料には、こう明記されています。
「この割合は嫡出第1子出生に占める割合であって、婚姻に占める割合ではない」。
18.4%の分母に入っていない人がいます。
- 結婚しても、まだ子どもを産んでいない夫婦
- 第2子以降の出生(第1子だけを数えている)
- 結婚していない母から生まれた子(婚外子)
なので「結婚したカップルの2割が授かり婚」と書くと正確ではありません。
正しくは「初めての子どもが生まれた夫婦のうち、5〜6組に1組は妊娠が結婚より先だった」です。
実数で見ると、令和元年の第1子出生は約38万2千人。そのうち約7万人が「結婚期間が妊娠期間より短い出生」でした。



「年に7万人」と聞くと、少数派という感じはしませんよね。同じ年に同じ立場で赤ちゃんを迎えた人が、それだけいるということです。
年齢別の授かり婚の割合|30代は約1割【厚労省・第10表】


ここが、この記事でいちばん見てほしい表です。
母の年齢(5歳階級)ごとに、第1子出生に占める「結婚期間が妊娠期間より短い出生」の割合を並べました。
| 母の年齢 | 平成17年(2005) | 平成27年(2015) | 令和元年(2019) | 令和元年の出生数(推計) |
|---|---|---|---|---|
| 15〜19歳 | 83.2% | 81.5% | 80.4% | 3,369人 |
| 20〜24歳 | 64.1% | 59.7% | 55.0% | 23,472人 |
| 25〜29歳 | 23.4% | 20.1% | 17.6% | 22,367人 |
| 30〜34歳 | 12.0% | 11.2% | 10.1% | 12,797人 |
| 35歳以上 | 10.7% | 10.2% | 10.1% | 8,228人 |
| 総数 | 26.6% | 20.3% | 18.4% | 70,233人 |
出典:厚生労働省「令和3年度 出生に関する統計」統計表 第10表「結婚期間が妊娠期間より短い出生数(推計)及び嫡出第1子出生に占める割合、母の年齢(5歳階級)・年次別」。割合は「平均的な結婚週数の場合」。e-Statの該当表で確認(2026年9月)。
20代前半は半数以上、25〜29歳は5〜6組に1組
20〜24歳では、第1子の55.0%が「結婚より妊娠が先」です。
この年代では、授かり婚が多数派ということになります。
25〜29歳になると17.6%。全体の平均とほぼ同じで、5〜6組に1組です。
厚労省の概況でも、令和元年は「15〜19歳で8割、20〜24歳で6割、25〜29歳で2割、30歳以降で1割」と要約されています(概況16ページ・図10)。
30代は10人に1人|「少数派」ではなく「1割いる」
30〜34歳は10.1%、35歳以上も10.1%。
つまり30代以降で第1子を産んだ人の、10人に1人が授かり婚です。
「30代の授かり婚は少ない」と検索した人は、この10%をどう受け取るかで気持ちが変わると思います。
- 20代と比べれば割合は低い(55%→10%)
- ただし実数は、30歳以上だけで年間約2万1千人(12,797人+8,228人)
- 職場や親戚に30代の新米ママが10人いれば、1人は同じ順番だった計算
- 35歳以上でも割合は下がらず、30〜34歳と同じ10.1%



私は「適齢期を過ぎた」と親戚に心配される年齢での妊娠でした。あとからこの表で自分の欄を見て、「1割もいるなら、隠すほどのことじゃない」と思えたんです。
年齢別の数字を「自分ごと」に変える読み方
表を見るときは、次の3ステップで読むと気持ちの整理に使えます。
- 自分の年齢の行を見る(出産時の年齢で見る)
- 「割合」と「実数」の両方を見る(1割でも2万人)
- 年次を横に見る(急に増えた・減ったわけではない)
「自分だけ」と思っているときは、割合の低さだけを見てしまいがちです。
実数を横に置くと、同じ年に同じ立場の人が全国に何万人もいると分かります。
授かり婚の割合は増えている?減っている?推移で見る


結論は「平成14年をピークに、ゆるやかに減っている」です。
ピークは平成14年の27.9%
| 年次 | 第1子出生に占める割合 |
|---|---|
| 昭和60年(1985) | 17.3% |
| 平成7年(1995) | 22.5% |
| 平成14年(2002) | 27.9%(ピーク) |
| 平成17年(2005) | 26.6% |
| 平成22年(2010) | 24.3% |
| 平成27年(2015) | 20.3% |
| 平成30年(2018) | 18.9% |
| 令和元年(2019) | 18.4% |
出典:厚生労働省「令和3年度 出生に関する統計の概況」15ページ 表6(平成7〜令和元年)および統計表 第10表(昭和60年)。
平成14年には、第1子の4人に1人以上が授かり婚でした。
そこから17年かけて、18.4%まで下がっています。
減っている理由は、統計には書かれていない
「なぜ減ったのか」は、厚労省の資料には書かれていません。
資料が触れているのは、次の2点だけです。
- 近年は20代の割合がゆるやかに低下している(20〜24歳:64.1%→55.0%)
- 第1子が生まれるまでの結婚期間が長い夫婦の割合が増えている
ネット上では「若い世代の意識が変わった」「避妊が広まった」などの説明を見かけます。
ただ、それを裏付ける国のデータは私には見つけられませんでした。ここでは「減っている」という事実だけをお伝えします。



「減っている=珍しくなっている」と感じるかもしれません。でも18.4%は、昭和60年(17.3%)とほぼ同じ水準です。ずっと「5〜6組に1組」はいた、と読むほうが実態に近いと思います。
最新の公表値は令和元年まで(2026年9月時点)
「2024年の授かり婚の割合は?」と思う人もいますよね。
残念ながら、この割合が載る「出生に関する統計」は毎年は出ていません。
- 「出生に関する統計」は人口動態統計特殊報告の1つで、今回の令和3年度版が7回目
- 前回は平成22年度版。毎年ではなく、数年〜10年おきに出ている
- 2026年9月に厚労省サイトを確認したところ、令和3年度版より新しい版は公表されていない
- 毎年出る「人口動態統計」には、この割合の項目自体がない
参考までに、毎年出る人口動態統計の最新値(令和6年・確定数)はこちらです。
- 出生数:68万6,173人(調査開始以来最少)
- 婚姻件数:48万5,092組
- 離婚件数:18万5,904組
出典:厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計(確定数)の概況」結果の概要。2026年9月確認。
「2024年は○%」と書いているサイトがあれば、出典を確認してみてください。国の公表値は令和元年が最新です。
授かり婚で結婚式を挙げた人の割合|産前・産後の内訳


「授かり婚の人は、結婚式をどうしているの?」
ここは国の統計にないので、リクルートの「結婚マーケット調査2025」(2026年1月22日発表)を使います。
出典:リクルート「結婚マーケット調査2025(PDF)」9ページ・15ページ・220ページ。2026年9月確認。
結婚式をした人の20.9%は「妊娠していた」
挙式・披露宴・結婚を機とした食事会をした人(n=817)のうち、実施を決めてから当日までに本人か相手が妊娠していた人は20.9%でした(220ページ)。
年齢別に見ると、こうなります。
| 年齢 | 妊娠していた |
|---|---|
| 24歳以下(n=57) | 37.4% |
| 25〜29歳(n=192) | 16.5% |
| 30〜34歳(n=194) | 18.6% |
| 35〜39歳(n=148) | 23.0% |
| 40歳以上(n=226) | 21.2% |
| 全体(n=817) | 20.9% |
注目してほしいのは、30代・40代でも2割前後だという点です。
「結婚式をした人の5人に1人は、準備中にお腹に赤ちゃんがいた」。式場側がマタニティ対応に慣れているのも納得の数字です。



私が見学した3件の式場は、妊娠を伝えると膝掛けやカフェインレスの飲み物がすぐ出てきました。「よくあること」として扱われたのは、この数字のおかげだったんですね。
妊娠して式を「早めた」22.0%、「遅くした」21.3%
妊娠していた171人に「式への影響」を聞いた結果(複数回答)です。
- 実施時期を早めた:22.0%(産前に挙げる選択)
- 実施時期を遅くした:21.3%(産後に挙げる選択)
- 中止した:17.9%
- 実施内容を変更した(内容を変えた):15.8%
- 特に影響はなかった:20.9%
「早めた」と「遅くした」がほぼ同じ割合です。
つまり産前も産後も、どちらも普通の選択肢だということ。どちらが正解というわけではありません。
私は「早めた」側です。妊娠8週で式場を探し始め、32週で挙げました。産前に挙げてよかった理由と後悔は、マタニティ婚の完全ガイドにまとめています。
結婚式をしなかった理由「妊娠していたため」は9.2%
国内で挙式をしなかった人(n=361)に理由を聞くと、「妊娠していたため」は9.2%でした(9ページ・複数回答)。
年齢別では24歳以下が14.4%、35〜39歳が14.9%と、少し高めです。
ただし、理由の1位は「挙式に興味がなかったため」38.3%。
「妊娠したから式ができない」人より、「そもそも式に興味がない」人のほうがずっと多いのが実態です。
「授かり婚だから式をしない」と決めかけている人は、先に授かり婚で結婚式をしない選択の記事を読んでみてください。しない理由が「妊娠」なのか「興味がない」のかで、あとの後悔のしかたが変わります。
産後に子連れで挙げる人も、じわじわ増えている
同じリクルートの「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(2025年調査からは「結婚マーケット調査」に統合)では、挙式当日に子どもがいたカップルは7.0%。2021年の4.5%から3年連続で増えています。
出典:リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2024(PDF)」全国推計値15ページ(2024年10月25日発表)。
また、結婚式を「実施したくなるポイント」の1位は、「妊娠中や子どもがいても実施をサポートしてくれるプランがある」で58.3%でした(結婚マーケット調査2025・15ページ)。
授かり婚の割合が2割で、式場も「子どもがいても大丈夫」を売りにする時代です。順番が違うことで式をあきらめる理由は、数字の上ではありません。



私が挙げた7年前は、パパママ婚という言葉をほとんど聞きませんでした。今は選択肢が増えていて、正直うらやましいです。
授かり婚の離婚率は本当に高い?|国の統計にはない数字


「授かり婚は離婚率が高い」。
検索すると、この言葉がほぼ毎回出てきます。先に結論を言うと、「授かり婚だけの離婚率」は、国の統計に存在しません。
「授かり婚だけの離婚率」は国の統計に存在しない
厚労省の人口動態統計には、離婚について次の項目があります。
- 離婚件数と離婚率(人口千対)
- 同居期間別の離婚件数
- 未成年の子どもがいる離婚の件数
しかし、「妊娠が先だった夫婦」と「そうでない夫婦」を分けた離婚データは、私が2026年9月に確認した範囲では見つかりませんでした。
離婚届には「妊娠が先だったか」を書く欄がないので、国が集計しようがないのです。
つまり「授かり婚の離婚率は○%」という数字は、すべて民間調査か推計です。出典を見ずに信じないでください。
「日本の離婚率は3割」の計算方法を知ると、見え方が変わる
比較の土台になる「日本全体の離婚率3割」も、実は少しクセのある数字です。
よく使われる計算は「その年の離婚件数÷その年の婚姻件数」。令和6年で計算するとこうなります。
- 離婚件数18万5,904組÷婚姻件数48万5,092組=約38%
- ただし、離婚した人は「その年に結婚した人」ではない
- 10年前・20年前に結婚した人の離婚も、分子に入っている
- 国が公表する離婚率は「人口千対1.55」で、割合ではない
「3組に1組が離婚」は、この計算から来ています。
「結婚した夫婦の3割が離婚する」という意味ではないので、授かり婚の数字と並べるときは注意が必要です。



私も「離婚率3割」を「3組に1組が別れる」と思い込んでいました。計算のしかたを知ると、比べる相手の数字自体があやふやだと分かります。
民間調査では16.6%・「後悔していない」90.2%
民間の数字を1つだけ、出典つきで紹介します。
株式会社Clamppy(離婚弁護士の紹介サービスを運営する会社)が2024年4月に、いわゆる「デキ婚」をした男女970人にWEBアンケートをした調査です。
- 970人のうち離婚した人は161人=16.6%
- 「後悔していない」と答えた人は90.2%
- 離婚までの婚姻年数は平均4.8年
- 回答者は、結婚当時20代だった人が男性で約7割・女性で約8割
出典:株式会社Clamppy「デキ婚の離婚率は16.6%!意外にも低く、9割がデキ婚を後悔していないというデータも!?」(PR TIMES・2024年9月17日発表。調査期間2024年4月10日〜24日・WEBアンケート・n=970)。
この調査の読み方には、注意点があります。
- WEBアンケートなので、回答者に偏りがある可能性
- 結婚してからの年数がバラバラ(結婚1年目の人も含む)
- 30代の授かり婚に絞った数字ではない(結婚当時20代の人が7〜8割)
- 「授かり婚でない夫婦」との同条件の比較はない
なので「授かり婚の離婚率は低い」と言い切るのも、私はしません。
言えるのは「高いという根拠も、低いという根拠も、国のデータにはない」ということ。「授かり婚は離婚しやすい」と誰かに言われても、その人が出典を示せないなら気にしなくて大丈夫です。
- 授かり婚の割合は第1子出生の18.4%(令和元年・厚労省)。幅は16.3〜21.1%
- 年齢別は20〜24歳55.0%/25〜29歳17.6%/30〜34歳10.1%/35歳以上10.1%
- ピークは平成14年27.9%。減ってはいるが昭和60年と同水準で、年7万人
- 結婚式をした人の20.9%は準備中に妊娠していた。早めた22.0%・遅くした21.3%
- 授かり婚だけの離婚率は国の統計にない。民間調査は16.6%(n=970)



数字は「珍しくない」を確認するために使うもので、「だから大丈夫」と自分を納得させる道具ではありません。ここから先は、確認したあとにどう動くかの話です。
【体験談】「自分だけ順番が違う」と思い込んでいた私が、数字で軽くなった話
ここからは私の話です。統計ほど役に立たないかもしれませんが、同じ気持ちの人がいたら読んでください。
周りに言えなかった理由は、数字を知らなかっただけでした
妊娠が分かったとき、私は「適齢期を過ぎた」と親戚に心配される年齢でした。
そこに授かり婚が重なって、頭の中は「順番が違う」でいっぱいに。
今振り返ると、当時の私は「周りの人はみんな順番どおり」という思い込みを、確かめもせずに信じていました。
この記事で並べた数字を知ったとき、いちばん効いたのは「年7万人」という実数です。
同じ年に同じ順番で赤ちゃんを迎えた人が、それだけいる。「私だけ」は、単に私が知らなかっただけでした。



不安の正体って、「分からない」であることが多いんですよね。割合と実数を見た瞬間、不安が「知っていること」に変わりました。
親戚の反応は、思っていたのと逆でした
結婚式の当日、私が一瞬不安に思ったのは祖父母世代の反応です。
「順番が違う」と眉をひそめられるのでは、と身構えていました。
実際は逆で、「結婚しないんじゃないか」と心配していた親戚には、むしろ喜ばれました。後で「冷や冷やしながら見ていたよ」とは言われましたが、それも笑い話です。
年齢別の表を思い出してください。30代以降の10人に1人が同じ順番です。親戚の中にも、口に出さないだけで同じ経験をした人がいてもおかしくありません。
数字の次に決めたのは、「順番」と「式をやるか」でした
「珍しくない」と分かったあと、私が決めたことは3つです。
- 親への報告と挨拶を先に済ませ、式の相談に親を巻き込む
- 妊娠3ヶ月ごろに「結婚式はやる」と決め、産前に挙げる
- 入籍は結婚式当日に婚姻届を出す(これは後悔した話、後述)
入籍を式の当日に詰め込んだのは、正直おすすめしません。朝から夕方までバタバタして、当日ゆっくり話せた人は20名もいませんでした。
入籍・挨拶・式の並べ方は、授かり婚の順番ガイドで整理しています。私の失敗も含めて読んでもらえたら嬉しいです。



「割合を知る」はゴールではなく、スタートラインでした。気持ちが軽くなった分だけ、次の段取りに頭を使えるようになります。
授かり婚の割合を知ったあとに決める3つのこと|順番・結婚式・報告


数字で「珍しくない」を確認したら、次に決めることは3つです。
順番|入籍・挨拶・式をどう並べるか
授かり婚の段取りは、一般的な結婚より「決めることの数」が多いです。
- 親への報告と挨拶(判明直後がおすすめ。私は自分の親に先に自分から伝えておきました)
- 入籍のタイミング(出産前が一般的。手続きの都合も絡む)
- 結婚式の有無と時期(産前か産後か、しないか)
- 職場・友人への報告の順番
全体の並べ方は授かり婚の順番ガイドにまとめました。迷ったらまずこの記事から読んでください。
結婚式|妊娠中に挙げる・産後に挙げる・しないの比較表
調査では「早めた」22.0%・「遅くした」21.3%・「中止」17.9%と、三つどもえでした。それぞれのメリット・デメリットを並べます。
| 選択肢 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 妊娠中に挙げる(産前) | 産後の体調や育児に左右されない/夫婦2人の時間で準備できる/お腹の子と一緒に式に出られる | 準備期間が短い(私は約6ヶ月)/体調・体型変化でドレス直しが出る/当日は休憩前提 |
| 産後に挙げる(パパママ婚) | 体調が戻ってから動ける/子どもと一緒の写真が残る/準備をゆっくりできる | 育児と準備の両立/子どもの世話役の確保/当日に子どもがぐずるリスク |
| 結婚式をしない | 費用と準備の負担がない/体調を最優先できる | あとから「やればよかった」が残る人も/親戚へのお披露目の場がなくなる |
私は産前を選びました。産後はメンタルも見た目も「ズタボロ」だったので、産前に挙げて正解だったと思っています。
一方で、産後に子連れで挙げた友人もいます。どれが正解かは、体調と家族の状況で変わります。
「しない」に傾いている人は、授かり婚で結婚式をしない選択の記事で、しなかった人の後悔の中身を先に見ておいてください。



私の式は総額およそ500万円、ご祝儀と両親の援助を引いた手出しが約200万円でした。数字を見て「産前でやる」と決めたなら、次はお金の段取りです。
報告|「恥ずかしい」が消えないときの考え方
割合を知っても、「恥ずかしい」という気持ちがすぐ消えるわけではありません。
私もそうでした。数字は頭で分かっても、報告の場面になると声が小さくなる。
そんなときに役立つのは、次の3つです。
- 「5〜6組に1組」という数字を、相手に言えるように覚えておく
- 報告の順番を決めて、最初の一言だけ紙に書いておく(私は職場報告でこれをやりました)
- 「順番が違う」ではなく「赤ちゃんが先に来てくれた」と言い換える
「恥ずかしい」の正体と向き合い方は、授かり婚が恥ずかしいと感じるときの考え方で詳しく書いています。
授かり婚の割合でよくある質問
授かり婚の割合は厚生労働省が発表しているの?
「授かり婚」という名前では発表していません。
厚労省の人口動態統計特殊報告「出生に関する統計」に、「結婚期間が妊娠期間より短い出生」の割合として載っています。最新は令和3年度版(令和元年の数字まで)です。
日本の授かり婚の割合は、世界と比べて多い?
同じ定義で国際比較した公的データは、私が確認した範囲では見つかりませんでした。
国によって「結婚せずに出産する」割合が大きく違うので、「授かり婚」という枠組み自体が日本的な見方です。海外との比較は、出典が示せないのでこの記事では扱いません。
30代の授かり婚は珍しい?
珍しくありません。30〜34歳で10.1%、35歳以上で10.1%です(令和元年・厚労省)。
実数では30歳以上だけで年間約2万1千人。結婚式をした人の中で見ても、30代の18.6〜23.0%が準備中に妊娠していました(結婚マーケット調査2025)。
授かり婚は減っているのに、周りに多い気がするのはなぜ?
割合は減っていますが、「5〜6組に1組」は今も変わらず多い数字です。
20〜24歳では55.0%と多数派なので、若い友人が多い環境ほど「周りに多い」と感じやすくなります。減っている=珍しい、ではありません。
授かり婚の離婚率、30代のデータはある?
国の統計にはありません。授かり婚と離婚を結びつけた公的データ自体がないためです。
民間調査(Clamppy・2024年・n=970)の離婚率16.6%は、回答者の7〜8割が結婚当時20代なので、30代だけの数字ではありません。「30代の授かり婚は離婚率が高い(低い)」と書いてあるサイトは、出典を確認してください。
「できちゃった婚」と「授かり婚」は、統計上の違いがある?
ありません。どちらも統計上は同じ「結婚期間が妊娠期間より短い出生」です。
呼び方が違うだけで、中身は同じ。この記事では「授かり婚」で統一しています。
まとめ|授かり婚の割合は約2割、30代は10人に1人
最後に、出典のある数字だけをもう一度並べます。
- 授かり婚の割合は第1子出生の18.4%(令和元年・厚労省「令和3年度 出生に関する統計」表6・第10表)。およそ5〜6組に1組、年約7万人
- 年齢別:15〜19歳80.4%/20〜24歳55.0%/25〜29歳17.6%/30〜34歳10.1%/35歳以上10.1%
- 推移:平成14年27.9%がピーク。減ってはいるが、昭和60年(17.3%)とほぼ同じ水準
- 結婚式をした人の20.9%は準備中に妊娠していた。早めた22.0%・遅くした21.3%(結婚マーケット調査2025)
- 「授かり婚だけの離婚率」は国の統計にない。高い・低いどちらの根拠もない
- 数字で「珍しくない」を確認したら、次は順番・結婚式・報告を決める
「自分だけ順番が違う」は、数字を見れば思い込みだと分かります。
同じ年に同じ順番で赤ちゃんを迎える人が、全国に7万人。あなたはその1人で、私もその1人でした。



気持ちが少し軽くなったら、次は段取りです。入籍・挨拶・式の並べ方は順番ガイドに、私の32週の式の全記録は完全ガイドにまとめてあります。あなたのペースで読み進めてくださいね。










コメント