授かり婚の結婚式費用はいくら?総額500万・手出し200万だった私の内訳と分担

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プレ花嫁

妊娠12週です。式場で最初にもらった見積もりが300万円台で、思わず閉じてしまいました。これから出産にもお金がかかるのに、結婚式にいくらまで出していいの?

費用は両家でどう分けるのが普通?親に援助をお願いしてもいいのかも分かりません。

結論から言うと、授かり婚の結婚式費用は「総額」ではなく「手出し(自己負担)」で決めるのがいちばん迷いません。

全国平均は、挙式と披露宴を両方した人で総額298.6万円。そこからご祝儀187.1万円を受け取り、手出しは158.9万円です(リクルート「結婚マーケット調査2025」)。

私の式は120名・ご祝儀制で、総額およそ500万円でした。ご祝儀と両親からの援助100万円を差し引いて、手出しは約200万円です。

さらに授かり婚は、式のすぐ後に出産が控えています。出産育児一時金は1児50万円(協会けんぽ)なのに、正常分娩の出産費用の平均は57万4,583円(厚生労働省・令和5年度)。式に使えるお金は、出産のぶんを残した残りです。

Yahoo!知恵袋にも、授かり婚の費用の相談が実際に投稿されています(2026年10月24日確認)。

  • 授かり婚で、新婦の家は「新婦のドレスとメイク代だけ出す」、新郎の家は「親は式にお金を出さない」という考え。2人の貯金は300万円ほどで、出産でいくら要るか分からない(知恵袋)
  • 授かり婚で親から合わせて70万円の援助をもらった。親の衣装代やヘアセット代はこちらで払うべき?(知恵袋)
  • 授かり婚で入籍して3年。家族婚で総額100万円以内に決めたが貯金がない。両家に助けてもらい、残りはローンでいいのか(知恵袋)

私は3姉妹のママです。7年前、長女を妊娠中の32週で、120名を招いたマタニティウェディングを挙げました。

この記事では、私の見積書の実額と、リクルートの調査・厚生労働省・協会けんぽ・国税庁の公開資料(2026年10月24日時点)を並べて、授かり婚の費用をどう決めて、誰がどう払うかをまとめます。両家の分担でもめないための決め方と、親の援助の平均額も載せています。

【最初に結論】
  • 授かり婚の結婚式費用は「総額−ご祝儀−親の援助=手出し」で考える。全国平均の手出しは158.9万円
  • 手出しが200万円以上になった人は36.3%。逆に0円以下の人も11.4%いる(同じ調査)
  • 費用を誰が払うかに決まりはない。折半・人数の割合・項目ごとの3つから、顔合わせの前に2人で決めておく
  • 親の援助があった人は74.2%、平均168.6万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2024)。頼むなら金額より先に「何に使うか」を伝える
  • 出産費用の平均は出産育児一時金を約7.5万円上回る。式に出せる上限は、出産と産後のお金を取り分けてから決める
  • 手出しを小さくしたいなら、契約の前に見積もりを比べるか、会費婚・家族の食事会など式の形を変える

私は「総額」ばかり見て、手出しと出産のお金を並べて考えたのは式が終わってからでした。同じ順番でつまずいてほしくなくて、この記事を書いています!

ご祝儀制のままだと、手出しはゲストの人数とご祝儀の額しだいで、当日まで読めません。手出しを先に決めたい人には、ゲストの会費で総額をまかなう会費婚という形もあります(仕組みは後半で説明します)。

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目次

結論|授かり婚の結婚式費用は「総額」ではなく「手出し」で考える

授かり婚の結婚式費用で、最初に決めるべき数字は1つだけです。自分たちの貯金から、いくらまでなら出せるか。

見積書に書かれる「総額」は、ゲストからのご祝儀や親の援助を受け取る前の金額です。総額300万円の式でも、ご祝儀が200万円入れば、手出しは100万円になります。

私も最初は「総額500万円」という数字に震えていました。でも実際に私たちの貯金から出ていったのは、約200万円だったんです。

授かり婚で変わるのは、金額より「準備の期間」と「後ろに控える出産」

結婚式の費用の仕組みそのものは、授かり婚でもそうでなくても同じです。違うのは2つあります。

  • 準備の期間が短い:お腹が大きくなる前に挙げたいと、式場を選べる時間が限られる。私は妊娠8週の週末に式場を3件見学し、32週で挙式しました
  • 式のあとに出産が控えている:式の数か月後に出産費用、そのあとに産後の生活費がやってくる
  • 体型が変わる:ドレスを選び直すなど、普通の式にはない追加が出ることがある

つまり授かり婚は、結婚式のお金と出産のお金を、同じ財布から続けて払うことになります。だから「総額いくら」より「手出しはいくらまで」を先に決めておく必要があるんです。

手出しの計算は、とても単純です。

  • 総額:式場への支払い+持ち込み・外注したもの(ドレス・カメラマン・ペーパー類など)
  • ご祝儀:ゲストから受け取る金額。人数と関係性でほぼ決まる
  • 親の援助:両家の親から受け取る金額。ない家もある
  • 手出し:総額−ご祝儀−親の援助=自分たちの貯金から出す金額

このうち、自分たちでコントロールしやすいのは「総額」です。ご祝儀は相手が決めるもので、援助は親の事情しだい。手出しを小さくしたいなら、総額を設計するしかありません。

ご祝儀の額は当日まで分かりません。だからこそ、「最悪この額でも払える」という手出しの上限を先に決めておくと安心ですよ!

結婚式費用の相場は?全国平均298.6万円と私の見積書483万円を並べてみた

手出しは総額からご祝儀と親の援助を引いた額

全国の数字と、私の実際の数字を並べます。全国の数字はリクルート「結婚マーケット調査2025」(2026年1月22日発表・2024年4月〜2025年3月に結婚した全国20〜49歳が対象)です。

項目全国平均(挙式+披露宴)私の式(7年前)
招待客の人数57.2人120名
費用の総額298.6万円およそ500万円(見積書は483万円)
ご祝儀の総額187.1万円ご祝儀と両親の援助100万円で約300万円
手出し(自己負担)158.9万円約200万円

出典:リクルート「結婚マーケット調査2025」概要版 p.6〜9。総額は挙式と披露宴を両方した人の平均。ご祝儀と手出しは、挙式と披露宴を1回ずつ実施した人の平均です。

総額の最多の価格帯は300万〜350万円で18.6%。平均の298.6万円は、ちょうどその手前です。

ここで大事なのは、総額と手出しの差です。平均同士で比べると、総額の6割ほどをご祝儀でまかなえている計算になります(集計の対象が少し違うので、目安として見てください)。

  • 挙式のみの人の総額平均:140.4万円
  • 披露宴・パーティーのみの人:200.6万円
  • 挙式も披露宴もせず、食事会だけの人:39.5万円

同じ調査の数字です。式の形で総額が大きく変わるのが分かりますよね。形ごとの選び方は、後半の「式の形で変わる費用」で詳しく書きます。

手出し200万円以上は3人に1人強、0円以下も1割強

平均だけでは見えないのが、手出しの「ばらつき」です。同じ調査の分布を足し算すると、こうなります。

手出し(自己負担)割合
0円以下(ご祝儀で全額まかなえた)11.4%
0円より多く100万円未満15.8%
100万〜200万円未満36.5%
200万円以上36.3%

結婚マーケット調査2025 概要版 p.9の分布(回答者89人)から、区分を足し合わせて計算しました。

つまり、私の手出し約200万円は「よくある範囲の上のほう」でした。そして1割強の人は、手出しなしで挙げているんです。

当時の私は、平均も分布も知らないまま「結婚式ってこういうものだよね」と払っていました。知っていたら、もう少し早く立ち止まれた気がします。

120名で483万円。見積書で重かった5つの項目

私の手元には、483万円と書かれた最終見積書が今も残っています。その中で金額が大きかった5項目がこちらです。

項目私の見積書の金額
衣装(新婦2点・新郎1点+支度代)581,040円
引き出物・引き菓子・記念品386,893円
写真・映像279,000円
テーブルコーディネート233,100円
装花(メイン+ゲストテーブル)160,000円

7年前に私が実際に受け取った最終見積書の金額です。式場・時期・グレードによって金額は変わります。

この5項目だけで約164万円。全国平均の手出し158.9万円を、5項目だけで超えています。

  • 衣装:最初に決めたドレスが、お腹が大きくなって着られなくなり、選び直しました
  • 引き出物:120名ぶん。人数が多いほど、そのまま金額に響きます
  • テーブルコーディネートと装花:テーブルの数だけ積み上がる項目です

衣装が一番高かったのは、私も見積書を見返して驚きました。料理より会場費より、衣装だったんです。

見積もりが打ち合わせのたびに上がっていく理由は、結婚式の見積もりが上がる理由の記事にまとめています。

総額500万円が、手出し200万円になるまで

最終的な総額は、見積書の483万円に当日までの支払いが加わって、およそ500万円になりました。

  1. 総額:およそ500万円
  2. ご祝儀と両親からの援助100万円:合わせて約300万円
  3. 手出し:500万円−約300万円=約200万円

120名を招いたので、ご祝儀もそれなりに入りました。それでも手出しは約200万円。人数を増やすと、ご祝儀より先に総額が膨らむ、というのが私の実感です。

「たくさん呼べば、ご祝儀で元が取れる」は、私の式では成り立ちませんでした。料理・引き出物・テーブルの装飾は、1人増えるごとに確実に増えますから。

授かり婚・妊娠中の結婚式で増えやすい費用、減らせる費用

妊娠中の結婚式ならではの「増える・減る」があります。私の式で実際にあったことと、一般的に気をつけたいことを分けて書きます。

増えやすいのは、ドレス・急ぎの契約・体調への備え

  • ドレス:契約後に、提携ドレスのレンタル代が約40万円だと知りました。持ち込みなら10万円かかると言われ、他と比べずに提携を選びました
  • ドレスの選び直し:最初のドレスが体型の変化で着られなくなり、直前に選び直し。最終調整は挙式の2週間前でした
  • 急ぎの契約:準備期間が短いと「今日決めたら割引」の言葉に気持ちが揺れやすい。比べないまま契約すると、相場より高くつくことがあります
  • 体調への備え:マタニティ用のブライダルインナー、控え室で休む時間など。私はお腹を締め付けないマタニティ専用のインナーを使いました

ドレスは、私の式で後悔しているお金の1つです。持ち込み料のしくみは持ち込み料の記事に、マタニティドレスの選び方はマタニティ婚の完全ガイドにまとめています。

体型がどれくらい変わるかは、人によって違います。ドレスの試着の時期やサイズ直しの回数は、担当の方と主治医の両方に相談してくださいね。

減らしやすいのは、二次会・新婚旅行・お色直し

逆に、妊娠中だからこそ「あとに回せる」「なくても困らない」ものもあります。

  • 二次会:私は体力の限界で、少しだけ顔を出して帰りました。最初から予定に入れなければ、そのぶんの費用と体力が浮きます
  • 新婚旅行:妊娠中は見送り、出産後しばらくしてから家族の記念旅行として行きました。式と同じ時期に払わなくて済みます
  • お色直し:振り返ると、お色直しの1着は不要でした
  • 手作りのペーパー類:節約のつもりで招待状や席次表を手作りしましたが、体力とゲストと過ごす時間を削ってしまいました

「減らす」は、ゲストに分かる部分を削ることではありません。当日の自分の体と、後ろに控える出産を守るために、あとに回せるものを回すことです。

結婚式の費用は誰が払う?両家の分担ともめない決め方

両家の費用分担は折半・人数の割合・項目ごとの3つ

「結婚式の費用は誰が払うもの?」に、決まった正解はありません。国税庁の資料にも、結婚式・披露宴の費用を誰が負担するかは「結婚式・披露宴の内容、招待客との関係・人数や地域の慣習などによって様々」と書かれています(国税庁「扶養義務者から生活費又は教育費の贈与を受けた場合の贈与税に関するQ&A」 Q2-2)。

だからこそ、家ごとの「当たり前」がぶつかって、もめやすいんです。

よくある分け方は3つ|折半・人数の割合・項目ごと

分け方やり方いいところ気をつけたいところ
折半手出しを2人(両家)で半分ずつ計算が簡単で、不公平感が出にくい招待客の人数に差があると、少ない側が損をしたと感じやすい
人数の割合それぞれが招いたゲストの人数で分ける「呼んだ人のぶんは呼んだ側が持つ」で筋が通るご祝儀もゲストごとに分けるのかを決めておかないと、ややこしくなる
項目ごと衣装は新婦側、引き出物は各自のゲスト分など家のしきたりや希望を反映しやすい項目の金額に差があると、後から不満が出やすい

どれを選んでも構いません。大切なのは、ご祝儀と親の援助をどう扱うかまで、同じルールでそろえることです。

  • 支払いを人数の割合で分けるなら、ご祝儀もそれぞれのゲストの分を受け取る
  • 折半にするなら、ご祝儀も2人の共通のお金としてまとめて扱う
  • 親の援助は「2人の式に」もらったものとして、手出しから引く

衣装代は誰が払う?家によって「当たり前」が違う

冒頭で紹介した知恵袋の相談では、新婦の家が「新婦のドレスとメイク代だけ新婦側が持つ」、新郎の家が「親は式にお金を出さず、お祝い金だけ渡す」という考えでした。

どちらの家も、自分の家の中ではそれが普通なんです。だから「どっちが正しいか」を話し合っても、なかなか決着がつきません。話す順番を決めておくと、ぶつかりにくくなります。

  1. 2人で「自分の家はどう考えていそうか」を先に出し合う
  2. それぞれ自分の親に、考えを聞く(相手の親には聞かない)
  3. 2人で案を1つにまとめてから、両家に同じ説明で伝える

家ごとのしきたりは、地域や親の世代でも本当に違います。正しさの勝負にせず、「うちはこう考えている」を先に聞き合うのがいちばんの近道だと思います。

もめないために、顔合わせの前に2人で決めておく3つのこと

  1. 手出しの上限:2人の貯金から、出産のお金を残していくらまで出せるか
  2. 分け方の型:折半・人数の割合・項目ごとのどれにするか
  3. 親に伝えるのは誰か:自分の親には自分から話す

私は自分の親には先に自分から伝えておき、式の相談も親を巻き込んで進めました。妊娠中の顔合わせの段取りは顔合わせ食事会の記事、親への挨拶の順番は授かり婚の挨拶マニュアルに書いています。

親に反対されているときは、費用の話より先に関係を整える必要があります。授かり婚を親に反対されたときの記事も参考にしてください。

結婚式で親の援助はいくら?もらった人は74.2%・平均168.6万円

リクルートの「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」では、挙式・披露宴の費用で親・親族からの援助が「あった」人は74.2%。援助のうち、挙式・披露宴に使った金額の平均は168.6万円でした。

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2024 p.10(2023年4月〜2024年3月に挙式・披露宴をした『ゼクシィ』読者・ネット会員が対象)。冒頭の「結婚マーケット調査2025」とは対象が違う調査です。2025年版の概要資料には援助額の項目が見当たらなかったため、2024年の数字を載せています。

援助をもらうのは、決して珍しいことではありません。4人に3人はもらっている計算です。

私は両親から100万円の援助を受けました

私の式では、両親から100万円の援助を受けました。ご祝儀と合わせて約300万円になり、手出しが約200万円まで下がりました。

親に早めに妊娠と結婚を伝えていたので、式の相談も親を巻き込んで進められました。お金の話を切り出しやすかったのは、そのおかげだと思います。

援助は「当然もらえるもの」ではありません。でも、頼むのが恥ずかしいことでもないんです。平均168.6万円という数字を知っていたら、私ももう少し気持ちが楽だったかもしれません。

援助をお願いするときは、金額より先に何に使うかを伝えると、親も考えやすくなります。

  • 「ドレスの費用に使わせてほしい」のように、使い道を1つに絞る
  • 見積書を見せて、手出しの上限も一緒に伝える
  • 両家に頼むなら、同じ日に・同じ説明で伝える(片方だけ多く頼むともめやすい)

援助をもらったら、親の衣装代やヘアセット代は払う?

冒頭の知恵袋の相談2つ目が、まさにこの悩みでした。親から合わせて70万円もらったのに、親の衣装代やヘアセット代まで払うべきか、という内容です。

これも決まりはありません。ただ、もめないためのコツはあります。

  • 親の衣装代は、援助をもらう前に「どちらが持つか」を決めておく
  • 援助の中から払う形にすると、親も「自分のお金で自分の支度をした」と受け止めやすい
  • 迷ったら、2人が「払いたい」と思える額だけ払う。無理をして出産のお金を削らない

親の援助に贈与税はかかる?

「結婚式 親の援助 贈与税」と調べる人も多いです。国税庁のQ&Aでは、結婚式・披露宴の費用について、事情に応じて本来費用を負担すべき人がそれぞれ費用を分担している場合は、そもそも贈与に当たらず、贈与税の課税対象とならないとされています(国税庁Q&A Q2-2)。

一方で、もらったお金を貯金に回したり、家の購入に使ったりした場合は扱いが変わることがあります(同Q2-1)。金額が大きいときや、使い道に迷うときは、税務署に確認してください。

授かり婚の結婚式費用を下げるなら、契約の前に見積もりを比べる

手出しを決めたら、次は総額をその範囲に収める番です。いちばん効くのは、契約する前に、見積もりを比べることです。契約したあとに下げられる項目は、思っているより少ないからです。

「今日決めたら10万円割引」に、私が即決しなかった理由

私は妊娠8週の週末に、食事付きの式場見学を1日で3件まわりました。3件目の式場で「今日決めたら10万円割引」と言われましたが、その日は決めずに持ち帰りました。

そこから3週間、夫と2人でやったことはこの4つです。

  • 見積もりを並べて、要るもの・要らないものを仕分けする
  • 分からない項目は、電話やメールで式場に質問する
  • 「装花とペーパー類は自分たちで用意する」「他の式場とも比べている」「予算が少しオーバーしている」と、相談ベースで伝える
  • 納得できる金額になってから、後日あらためて契約する

持ち帰っても、式場の対応は変わりませんでした。妊娠中で焦る気持ちはすごく分かります。でも、その日に決めなくても大丈夫なことは多いんです。

見学のときの決め方は結婚式場の決め方の記事に詳しく書きました。

比べるのは総額ではなく「増える項目」

初回の見積もりは、式場ごとに前提がバラバラです。総額だけを並べても、安いのか高いのか判断できません。

  • 衣装は何着ぶん・どのランクで入っているか
  • 料理は一番下のコースか、ふつうのコースか
  • 装花・テーブルコーディネートは最小サイズか
  • 持ち込み料がかかる項目(ドレス・カメラマン・ペーパー類)
  • 妊娠中の日程変更や延期の決まり

初回の見積もりが安く見える式場ほど、あとで上がる余地が大きいこともあります。数字の大小より、中身の前提をそろえて比べてくださいね。

私が契約した式場のプランナーは、見学の時点で、増えやすい項目として料理・装花・写真を正直に教えてくれました。増える項目を先に聞けるかどうかで、最終的な総額が大きく変わります。

式場探しの無料相談を使うという手もある

私は式場のホームページから直接申し込みました。式場探しの相談カウンターは使っていません。今思うと、比べる手間を誰かに手伝ってもらえばよかったと思います。

たとえばハナユメの相談デスクは、相談が無料で、オンライン(約90〜120分)やLINEでも全国どこからでも相談できます。公式ページの相談例には「妊娠が発覚!時期の変更ってできる?」も載っています(ハナユメ公式・2026年10月24日確認)。

ハナユメ経由の割引プラン「ハナユメ割」のしくみは、ハナユメ割の記事で調べています。トキハナとの違いはトキハナとハナユメの比較記事へどうぞ。

【ここまでの中間まとめ】
  • 全国平均は総額298.6万円・ご祝儀187.1万円・手出し158.9万円。私は総額約500万円・手出し約200万円
  • 妊娠中はドレスと急ぎの契約で増えやすく、二次会・新婚旅行・お色直しは減らしやすい
  • 両家の分担は折半・人数の割合・項目ごとの3つ。ご祝儀と援助の扱いまで同じルールでそろえる
  • 親の援助は74.2%がもらっていて、平均168.6万円。頼むなら使い道を1つに絞って伝える
  • 総額を下げるいちばんの方法は、契約の前に「増える項目」を比べること

ここまでで、手出しの上限と分け方が決まれば十分です。次は、式場の見積もりを並べて比べてみてください。

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出産費用と結婚式費用、両方払う授かり婚のお金の順番

出産のお金を先に取り分けてから式の上限を決める順番

授かり婚ならではの、いちばん大事な話です。結婚式のお金は、出産のお金と同じ財布から出ていきます。先に出産のお金を取り分けて、残りから式の上限を決める。この順番を守るだけで、産後に慌てずに済みます。

出産育児一時金は50万円、正常分娩の平均は約57万円

健康保険から出る出産育児一時金は、2023年4月1日以降の出産で1児につき50万円です(産科医療補償制度に加入している医療機関で、妊娠22週以降に出産した場合。協会けんぽ)。

一方、厚生労働省の資料では、正常分娩の出産費用の平均は令和5年度で57万4,583円でした。個室などの室料差額や産科医療補償制度の掛金などを除くと50万6,540円です(厚生労働省 検討会資料 2025年3月19日 p.2)。

項目金額
出産育児一時金50万円
正常分娩の出産費用の平均(令和5年度)57万4,583円
差(一時金で足りない平均額)約7.5万円

差額は2つの数字から計算したものです。出産する地域・病院・分娩方法・個室の利用などで大きく変わります。かかる金額は、通っている病院で確認してください。

一時金を病院へ直接払ってもらう「直接支払制度」を使えば、窓口では差額だけを払えば済みます。出産費用が一時金より少なければ、差額は受け取れます(協会けんぽ)。

つまり、出産そのものの費用は、一時金でかなりの部分をまかなえるんです。ただし、次のお金は一時金とは別に考えておく必要があります。

  • 出産費用と一時金の差額(平均で約7.5万円。個室などを使うと増える)
  • 妊婦健診の自己負担(自治体の助成の範囲は住んでいる市区町村で確認)
  • ベビー用品・産後に使うもの
  • 産休・育休中に収入が減るぶんの生活費

私も産後は、体が日常生活に戻るまで2〜3週間、気持ちが落ち着くまで2ヶ月かかりました。その間に「お金が足りないかも」と不安になるのが、いちばんしんどいんですよね。

式場への支払いとご祝儀、入ってくる順番に注意

「結婚式 費用 いつ払う」もよく調べられている言葉です。支払いの時期は式場ごとに決まっていて、挙式の前に払う形の式場もあります。

ご祝儀が入るのは式の当日です。もし挙式前に全額を払う式場なら、ご祝儀が入る前に、いったん総額を立て替えることになります。

  • 契約金(申込金)はいつ・いくらか
  • 残りはいつまでに払うか(挙式前か、挙式後か)
  • カード払いや分割払いができるか
  • 延期・キャンセルのときに、払ったお金がどうなるか

この4つは、契約の前にぜひ聞いておきたいところです。妊娠中は延期の可能性もゼロではありません。私はブライダル保険に入りませんでしたが、最終打ち合わせで延期の決まりを確認して安心しました。

式に出せる上限を決める3つの数字

  1. 2人の貯金の合計
  2. 出産と産後の備え:出産費用と一時金の差額・妊婦健診・ベビー用品・産後しばらくの生活費
  3. 式に出せる手出しの上限:1−2

この上限に、ご祝儀と親の援助を足した額が「組んでいい総額」の目安です。ご祝儀は当日まで分からないので、少なめに見積もっておくと安心です。

上限を先に決めておくと、打ち合わせで「これくらいなら」と足していくクセにブレーキがかかります。私に一番足りなかったのは、このブレーキでした。

産後に式を挙げると決めた場合は、産後の家計から上限を決める方法をパパママ婚の費用の記事にまとめています。妊娠中に挙げるか産後に挙げるかで迷っている人は、授かり婚の結婚式はいつ?の記事からどうぞ。

式の形で変わる授かり婚の費用|会費婚・家族の食事会・写真だけ

手出しの上限に総額が収まらないときは、比べ方を変えるより「式の形」を変えるほうが早いです。形ごとの総額の目安を並べます。

式の形総額の目安手出しの考え方向いている人
ご祝儀制の挙式+披露宴298.6万円(全国平均)ご祝儀187.1万円を引いて平均158.9万円親族や職場の人もきちんと招きたい
会費婚(会費制)60名で113万8,000円〜(公式のライトプラン)ゲストの会費の合計と総額の差手出しを先に決めたい・招待客が多い
家族だけの食事会39.5万円(全国平均・食事会のみ)ほぼ全額が手出し。人数が少ないので総額が小さい体調を最優先したい・親にだけ見てほしい
写真だけ(フォトウェディング)プランとデータの付け方で大きく変わるご祝儀はないので全額が手出し式は見送るけれど記念は残したい

全国平均は結婚マーケット調査2025 p.7、会費婚は会費婚 公式(2026年10月24日確認)。

会費婚の仕組み|ゲストの会費で総額をまかなう

会費婚は、ゲストからご祝儀ではなく決まった額の会費を受け取り、その会費の合計で結婚式の費用をまかなう形です。運営は株式会社くふうウェディングで、公式サイトでは会費の平均を1.8万円、開催実績を7,000組以上(累計施行件数・2026年5月末時点)としています。

  • 料金は「出席者1人あたり」で決まるパック制。公式の60名の例では、ライトプラン総額1,138,000円(1人あたり18,970円)、スタンダードプラン1,220,000円、プレミアムプラン1,433,000円
  • 仮に60名から会費2万円ずつ受け取ると会費の合計は120万円。ライトプランなら会費だけで総額を上回る計算
  • 無料相談では、時期・人数・金額感・やりたいことを聞いたうえで、まず3会場を提案してもらえる(公式の流れ)。オンライン相談にも対応

ご祝儀制は、手出しが当日まで読めません。会費婚は「会費×人数」と総額の差で、手出しを契約の前に計算できるのがいちばんの違いです。

ただし、会費を低くしたり、衣装や演出を足したりすると手出しは出ます。人数別の手出しの計算は会費制結婚式の費用と自己負担の記事、手出しが出る場面は会費婚の追加料金の記事、向き不向きは会費婚のデメリットの記事にまとめています。

会費婚は、私は使っていません。でも、もし今の私が妊娠中にもう一度式を挙げるなら、会費婚を真っ先に比べると思います。手出しを先に決められるのは、出産を控えた人にとって本当に大きいですから。

妊娠中に会費婚を選ぶときの確認点は、マタニティ婚×会費婚の記事に書いています。予算を決めて形から選びたい人は、60万円で叶える会費婚30名・100万円で叶える会費婚の記事が参考になります。

家族だけの食事会なら、全国平均39.5万円

挙式も披露宴もせず、結婚を機とした食事会だけをした人の総額は平均39.5万円でした(結婚マーケット調査2025)。

ご祝儀はほとんど期待できないので、総額のほぼ全部が手出しになります。それでも、総額そのものが小さいので、手出しは一番抑えやすい形です。12名・約30万円で家族の食事会を組んだ場合の内訳は、30万円で叶える家族会食の記事で計算しています。

写真だけなら、データ込みの総額で比べる

式は見送って写真だけ残す人もいます。結婚マーケット調査2025の既婚者向けの結果では、写真撮影だけをした人は16.3%でした(調査レポート p.5)。

家族だけの食事会も写真だけも、「ちゃんとした式じゃない」なんてことはありません。親に見せたい場面が残せれば、それで十分な結婚式です。

写真は基本料金が安くても、データを付けると金額が大きく変わります。妊娠中に写真だけで残すときの費用と時期は、マタニティフォトウェディングの記事にまとめました。式そのものをしない選択で迷っている人は、授かり婚で結婚式をしない選択の記事も読んでみてください。

総額500万円の私が、授かり婚の費用をいま決め直すなら

7年たって、3人の娘を育てている今の私が、あの見積書を読み返して思うことを書きます。

見積書を読み返すと、半分以上は「なくても困らなかった」

振り返ると、見積書の項目の半分以上は、なくても当日の満足度は変わらなかったと思います。お色直しの1着もそうですし、120名ぶんの引き出物もそうです。

引き出物は、いらないものと思われたくなくて、最低ラインのカタログギフトにしました。それでも120名ぶんになると、引き出物・引き菓子・記念品で38万円を超えていました。

「削れば安くなる」より、「最初から入れない」ほうがずっと効きます。手作りでがんばって削った金額より、人数と項目の数のほうが何倍も大きかったです。

120名を呼んで、ゆっくり話せたのは20名もいなかった

私の式は、夫の会社の上司をたくさん招きました。両家や親戚より、会社の方のおもてなしを優先した式になったと思います。

当日ゆっくり話せたのは、20名もいませんでした。そのあと産後は遠出が難しく、二次会で会えなかった親しい友人と再会できたのは5年後です。

いま決め直すなら、人数は「当日ちゃんと話せる人」から数えると思います。人数が減れば、引き出物・料理・テーブルの装飾がまとめて減り、手出しも小さくなります。

  • 人数:当日ちゃんと話せる人から数える
  • 衣装:契約の前に、持ち込みと提携の両方の金額を聞く
  • 手作り:体力を使うものはやめて、ゲストと話す時間に回す
  • 残すもの:親への感謝を伝える場面と、写真

それでも、あの日を「やらなければよかった」とは思わない理由

費用の話ばかり書いてきましたが、挙げたこと自体は後悔していません。親への感謝を伝える場面で、お腹に手を添えながら「自分も親になるんだ」と感じた瞬間は、今もはっきり覚えています。

産後は体も気持ちも余裕がなく、私の場合は産前に挙げて正解でした。だからこそ、同じ気持ちを、もっと小さな手出しで味わってほしいんです。

お金をかけた分だけ幸せな式になるわけではありませんでした。手出しを決めて、その範囲で「親に見せたい場面」だけ残す。それで十分なんだと、今は思います。

授かり婚の結婚式費用についてよくある質問

授かり婚だと、普通の結婚式より費用は高くなりますか?

費用の仕組みは同じなので、授かり婚だから高くなるということはありません。ただ、ドレスの選び直しや、短い準備期間で比べずに契約することで、結果として高くつくことはあります。契約前に見積もりの「増える項目」を確認しておくと防げます。

ご祝儀だけで結婚式の費用をまかなえますか?

結婚マーケット調査2025では、手出しが0円以下だった人は11.4%でした。ご祝儀制で手出しなしにできる人は1割ほどです。手出しを先に決めたいなら、会費の合計で総額をまかなう会費婚を比べてみてください。

親が「1円も出さない」と言ったら、どうすればいいですか?

援助はもらえる前提で計画しないのが安全です。手出しの上限を2人の貯金から決め、その範囲で式の形(会費婚・食事会・写真だけ)を選び直しましょう。片方の家だけが援助する場合は、もう片方の家に負担に感じさせない伝え方を先に2人で相談しておくと、もめにくくなります。

授かり婚の結婚式費用を、ローンで払ってもいいですか?

冒頭の知恵袋の相談にもあった悩みです。出産と産後は収入が減ることもあるので、ローンを組む前に、式の形を変えて総額を下げられないかを先に考えてほしいと思います。借り入れを考えるときは、返済額と産後の家計を金融機関で確認してください。

産後に挙げたほうが安くなりますか?

挙げる時期で費用の仕組みは変わりませんが、産後は子ども関連の費用(託児・子どもの衣装など)が加わります。産後の費用はパパママ婚の費用の記事、時期の決め方は授かり婚の結婚式はいつ?の記事を参考にしてください。

まとめ|授かり婚の結婚式費用は「出産のお金を残した手出し」で決める

授かり婚の結婚式費用は、総額の大きさに目を奪われがちです。でも本当に決めるべきなのは、出産のお金を残したうえで、自分たちの貯金から出せる手出しの上限です。

【最後にもう一度、結論】
  • 全国平均は総額298.6万円・手出し158.9万円。私は総額約500万円・手出し約200万円だった
  • 手出し=総額−ご祝儀−親の援助。自分で動かせるのは総額だけ
  • 両家の分担は3つの型から選び、ご祝儀と援助の扱いまでそろえる。顔合わせの前に2人で決めておく
  • 親の援助は74.2%がもらっていて、平均168.6万円。頼むなら使い道を伝える
  • 出産費用の平均は一時金を約7.5万円上回る。出産と産後のお金を取り分けてから、式の上限を決める
  • 上限に収まらなければ、会費婚・家族の食事会・写真だけなど、式の形を変える

今日できる一歩は、2人の貯金の合計と、出産のために残す額を紙に書き出すことです。その差が、あなたたちの結婚式に使っていいお金。数字が1つ決まると、式場の見積もりの見え方がガラッと変わりますよ!

ご祝儀制のままでいくか、会費制にするか。両方の手出しを並べてから決めても遅くありません。会費婚の無料相談では、希望の時期・人数・金額感を伝えると、まず3会場を提案してもらえます(公式)。

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あわせて読みたい:マタニティ婚の完全ガイド/マタニティウェディングの後悔14選/結婚式のお金がないときの記事/授かり婚のお祝い相場

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