パパママ婚のご祝儀はもらっていい?会費制・辞退の決め方と招待状文例

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プレ花嫁

結婚祝いも出産祝いももらったのに、今さらご祝儀をお願いしていいんでしょうか…

会費制にしたほうがいい気もするけど、招待状にどう書けばいいのか分かりません

こんなお悩みを解決します。

先に結論から言うと、決め手は招待客の内訳です。

すでにお祝いをもらった人が半分を超えるなら、会費制か辞退が向いています。

私は妊娠8ヶ月のときに120名を招いて、ご祝儀制で式を挙げました。

3姉妹を育てている今、あのときの決め方を産後の家計から見直しています。

【最初に結論】
  • ご祝儀をもらうこと自体は失礼ではない。二重取りになるのは「同じ相手」から重ねる場合だけ
  • お祝い済みのゲストが半数を超えるなら会費制、8割を超えるなら辞退が現実的
  • 会費の目安は1〜2万円。ご祝儀の1人あたり約3.3万円との差が、そのままゲストの安心になる
  • 形式は招待状より前に決める。招待状に書く一文が決まらないうちは印刷に進まない
  • 気まずさは金額ではなく「いくら包めばいいか分からない」から生まれる

ご祝儀の話は、お金の話に見えて実は「気まずさの設計」の話です。順番に整理していけば、ちゃんと答えは出ますよ。

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目次

結論|パパママ婚のご祝儀は「招待客の内訳」で決まります

お祝い済みの割合で3形式を選ぶ判定図

ご祝儀制か、会費制か、辞退か。

この3択は、好みで選ぶものではありません。

呼ぶ人の顔ぶれが決まった瞬間に、答えはほぼ決まっています。

判断の軸はひとつだけ。すでにお祝いをもらった相手が、招待客の中で何割いるかです。

「もらっていいのかな」と悩んでいる人ほど、実は名簿を作る前に悩んでいます。順番が逆なんです。

3択の早見表|お祝い済みの割合で選ぶ

形式向いている状況ゲストの負担自己負担招待状の書き方
ご祝儀制お祝い済みが半数未満。友人・同僚が多い1人あたり約3.3万円抑えられる何も書かない(従来どおり)
会費制お祝い済みが半数以上。親族と友人が混ざる会費1〜2万円のみ読める・増えやすい会費額を明記する
ご祝儀辞退お祝い済みが8割以上。家族と近しい人だけゼロ(手ぶらでよい)全額こちら持ち辞退の一文を必ず入れる

ご祝儀の1人あたり金額は、ご祝儀総額187.1万円÷招待客57.2人から算出。出典:リクルート「結婚マーケット調査2025」(2026年1月22日発表)

迷ったら、まず招待客リストを紙に書き出してください。形式を決めるのは、名簿ができたあとです。

そもそも、ご祝儀をもらうこと自体は失礼ではありません

最初にここをはっきりさせておきます。

子どもがいる状態で式を挙げて、ご祝儀をいただくのはまったく問題ありません

ご祝儀は「結婚のお祝い」であり、同時に食事と引き出物の対価という側面もあるからです。

実際、披露宴の形式で最も多いのは今もご祝儀制で、全体の72.9%を占めます。

問題になるのは、同じ相手から結婚祝い・出産祝い・ご祝儀を3回続けて受け取る場合だけです。

「パパママ婚だからご祝儀はダメ」ではありません。「この人からは3回目になる」という相手が何人いるか、それだけの問題です。

子どもと一緒に式を挙げる人は、静かに増えています

「うちだけ特殊なのでは」と感じているなら、数字を見てください。

ゼクシィ結婚トレンド調査によると、挙式当日に子どもがいた夫婦は7.0%です。

2021年は4.5%、2022年は6.1%、2023年は6.4%。

3年続けて増えています。

出典:リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」全国推計値(2024年10月25日発表)

つまり、ご祝儀をどうするかで悩んでいる人は、毎年確実に増えているということです。

それなのに「パパママ婚のご祝儀はこうする」という共通ルールは、まだ世の中にありません。

だから自分たちで決めて、自分たちの言葉で伝えるしかないのです。

ルールがないというのは、裏を返せば「自分たちで決めていい」ということでもあります。気楽に構えて大丈夫ですよ。

パパママ婚のご祝儀が気まずいのは「三重」になるからです

結婚祝い出産祝いご祝儀で累計5万円の図

授かり婚や産後の式で、多くの人がぶつかるのがこの構造です。

  • 入籍したときに「結婚祝い」をもらった
  • 子どもが生まれたときに「出産祝い」をもらった
  • そして今、式に招いて「ご祝儀」をお願いする

同じ相手に対して、3回続けてお財布を開いてもらうことになります。

これが「三重」問題です。

友人1人あたり、実際にいくらになるのか計算してみました

金額にすると、気まずさの正体が見えてきます。

タイミング友人の一般的な相場累計
結婚祝い(入籍時)1万円前後1万円
出産祝い5千〜1万円1.5〜2万円
ご祝儀(式)3万円4.5〜5万円

1人の友人が、2〜3年のあいだに5万円近くを出すことになります。

同世代の友人も、結婚や出産でお金が動く時期です。

この負担感を「なかったこと」にして招待状を出すと、あとで気まずくなります。

私自身、友人の授かり婚にご祝儀と出産祝いを別々に贈った経験があります。決して負担ではなかったけれど、続くとやっぱり考えますよね。

ゲストが本当に困っているのは、金額ではありませんでした

ここが大事なところです。

招かれた側が困るのは「高い」ことではなく、いくら包めばいいのか分からないことです。

普通の結婚式なら、友人は3万円という共通認識があります。

ところがパパママ婚には、この共通認識がありません。

  • 出産祝いをあげたから、少し減らしていいのだろうか
  • でも減らして「ケチだ」と思われたら嫌だ
  • 子どもへのプレゼントも別に持っていくべきなのか
  • 周りの友人といくらにするか相談したほうがいいのか

この4つの迷いを、招待状の一文で全部消してあげる。

それがパパママ婚のご祝儀対策の本質です。

逆に言えば、消すべき迷いは次の3つに集約できます。

  • いくら持っていけばいいのか
  • 子どもへの贈り物はいるのか
  • 子どもを連れて行っていいのか

この3つに招待状で答えていれば、当日の空気は驚くほど軽くなります。

会費制が優しいのは、金額が安いからではありません。「考えなくていい」からです。

招待客を3つに分けると、答えは勝手に出ます

招待客をABCの3グループに仕分ける図

紙とペンを用意してください。

招待したい人を、次の3つのグループに振り分けます。

  • Aグループ|すでにお祝いをくれた親族
  • Bグループ|すでにお祝いをくれた友人・同僚
  • Cグループ|まだお祝いを渡していない人

この人数比が、そのまま形式の答えになります。

Aグループ|親族は「渡す気でいる」前提で考える

親族は、他の2グループとまったく違う動きをします。

結婚祝いも出産祝いも渡したうえで、式にはご祝儀を持ってくるのが親族です。

「もう十分もらっているから」と思っても、向こうにその感覚はありません。

親族にとってご祝儀は、家と家のやりとりだからです。

私の式でも、親族からのご祝儀は友人より高い金額でした。

辞退を伝えても包んでくる人はいる、と最初から見込んでおくほうが穏やかです。

親族に伝えるときは、この3点を先に決めておいてください。

  • 形式を伝えるのは誰か(自分の親族は自分、相手の親族は相手)
  • 包まれたときに受け取るのか、その場で返すのか
  • 受け取る場合、お返しをいつまでに贈るか

親族に「いらない」と言い切ると、かえって気を遣わせます。「気持ちだけで十分」という伝え方のほうが受け取ってもらえます。

Bグループ|一番気を遣うのは、実はこの人たちです

三重問題が直撃するのがBグループです。

結婚祝いを贈り、出産祝いも贈り、そこにご祝儀3万円が乗ります。

しかも友人は「他の子はいくらにするんだろう」と横並びも気にします。

Bグループが招待客の半数を超えるなら、会費制を真剣に検討してください。

ここを無視して従来どおりに進めると、欠席が増えます。

友人が欠席を選ぶときの理由は、だいたいこの3つです。

  • 金額の負担が重なっていて、正直きつい
  • 自分にも小さい子がいて、丸一日は動けない
  • 入籍から時間が空いていて、距離感がつかめない

3つのうち2つは、会費制と招待状の一文で軽くできます。

Cグループ|「初めてお祝いする人」が多いなら悩まなくていい

入籍から時間が空いていると、報告はしたけれどお祝いのやりとりがなかった人もいます。

職場が変わってからの同僚、しばらく会っていなかった友人などです。

この人たちにとっては、あなたの式が最初で最後のお祝いの場になります。

Cグループが多いなら、ご祝儀制のままで何も問題ありません。

判断に迷いやすいのが、職場の人です。

出産祝いを部署でまとめて贈ってくれた場合、これは1人ずつのお祝いなのか、部署としてのお祝いなのか。

私の式では、職場関係の方から部署でまとめてご祝儀をいただいたケースがありました。

この形はゲストの負担が軽く、こちらも気を遣わずに済みます。

職場の人はCグループ寄りに数えておくと、判断がぶれにくくなります。

A・B・Cの人数を数えたら、この線引きで決めてください。

A+Bの割合おすすめの形式理由
5割未満ご祝儀制初めてお祝いする人が多く、気まずさが起きにくい
5〜8割会費制負担を軽くしつつ、こちらの持ち出しも読める
8割以上ご祝儀辞退もらう理由がほぼない。人数も少なく総額が抑えられる

この表は決まりごとではなく、迷ったときの初期値です。親の意見や地域の慣習があるなら、そちらを優先してかまいません。

数えるだけで5分です。悩んでいる時間より、名簿を書き出すほうがずっと早く進みます。

ご祝儀制のままでいい場合と、そのときの3つの配慮

ご祝儀制で必要な3つの配慮のチェック図

会費制にしなくてもいいケースは、はっきりあります。

  • 入籍とほぼ同時に妊娠が分かり、結婚祝いのやりとりがまだ済んでいない
  • 職場の同僚や新しい友人など、Cグループが多い
  • 親から「きちんとした形でやってほしい」と言われている
  • 披露宴の料理と引き出物をしっかり用意したい

ただし、ご祝儀制を選ぶなら3つだけ配慮を入れてください。

  • お祝い済みの人には「もういただいています」と先に伝える
  • 子どもへのプレゼントは不要だと明言する
  • 料理と引き出物は削らない

順番に見ていきます。

ひとつめは、お祝い済みの人に「もういただいています」と先に言うことです。

招待の連絡をするときに、口頭で一言添えるだけで印象が変わります。

ふたつめは、子どもへのプレゼントは不要だと明言することです。

パパママ婚では、ここを気にするゲストがどうしても出てきます。

みっつめは、料理と引き出物を削らないことです。

ご祝儀をいただく以上、ゲストの手元に残るものは削れません

私は引き出物を最低ラインのカタログギフトにして、今でも少し後悔しています。削る場所を間違えると、気持ちが伝わりません。

費用の削り方はパパママ婚の費用の記事で詳しく整理しています。

会費制にするなら、会費はいくらに設定する?

ご祝儀3.3万円と会費1.5万円の差の棒グラフ

会費制を選んだ人が次にぶつかるのが、金額の設定です。

高すぎればご祝儀制と変わらず、安すぎれば持ち出しが膨らみます。

基準になるのは、ご祝儀の1人あたり金額との差です。

ご祝儀の1人あたりは約3.3万円。ここからの引き算で考える

リクルートの調査では、ご祝儀の総額は平均187.1万円です。

招待客の平均は57.2人。

割ると、1人あたりおよそ3.3万円になります。

項目金額ゲスト1人あたり
ご祝儀総額(平均)187.1万円約3.3万円
会費1.5万円に設定した場合50人で75万円1.5万円
差額(ゲストが軽くなる分)約1.8万円

出典:リクルート「結婚マーケット調査2025」(2026年1月22日発表)。招待客57.2人・費用総額298.6万円・ご祝儀総額187.1万円・自己負担158.9万円

1人あたり1.8万円軽くなる、と考えてください。

すでに結婚祝いと出産祝いを渡している友人にとって、この差はかなり大きいはずです。

「安くする」ではなく「もういただいた分を引く」と考えると、金額に納得がいきやすいですよ。

会費1万円と2万円で、当日の中身はここまで変わります

会費は、料理と引き出物の設計とセットで決まります。

会費想定するスタイル料理引き出物
1万円前後立食・ビュッフェの1.5次会型ビュッフェ中心プチギフトのみ
1.5万円前後着席のパーティー着席のコースまたはセミコースプチギフト+引き菓子
2万円前後挙式+着席披露宴に近い形フルコース引き出物あり

ここで大事なのは、会費より中身が下回らないようにすることです。

1.5万円をいただいて、料理がビュッフェで引き出物もない。

これが一番いけない組み合わせです。

会費制の辞退の伝え方や、当日の受付の実務は会費婚でご祝儀はどうするかの記事にまとめています。

そしてもうひとつ、子ども連れのゲストの会費も先に決めておきます。

パパママ婚には、子連れのゲストも来ます。

ここを決めないまま招待状を出すと、当日の受付が混乱しやすくなります。

  • 未就学児は会費なし(席と食事は用意する)
  • 小学生以上は子ども会費として半額程度
  • ベビーカー・ベビーベッドの要否も同時に聞く

この3点を招待状の返信はがきで確認しておくと、当日が驚くほど楽になります。

子どもの分の会費を取らないなら、招待状にはっきり書いてください。書いていないと、ゲストは多めに包んできます。

会費婚という選択肢|自己負担を先に読んでしまう方法

会費制でやりたいけれど、会費と中身のバランスが自分では決められない。

そう感じたときの選択肢が「会費婚」です。

会費婚は、会費制の結婚式を専門に手配してくれるサービスのこと。

仕組みはこうなっています。

  • ゲストからいただく会費を、そのまま式の費用に充てる
  • 会費でまかなえない差額だけが、こちらの自己負担になる
  • 人数が集まるほど差額が縮み、自己負担0円になる例もある
  • 会費の集金や受付まわりの段取りも一緒に組んでもらえる

公式サイトによると、会費婚 by anymarry. の会費平均は1.8万円です。

60名の場合の出席者単価は、ライトが18,970円〜、スタンダードが20,330円〜、プレミアムが23,880円〜と公開されています。

開催実績は7,000組以上(2026年5月末時点)。

金額・実績の出典:会費婚 by anymarry. 公式サイト(2026年9月時点)

プランの違いは、挙式が含まれるかどうかと、招待状や演出まわりの範囲です。

  • ライト|パーティー中心。会食メインで組みたい人向け
  • スタンダード|挙式込み。式もやりたい人はここから
  • プレミアム|紙の招待状を含む、いちばん幅の広いプラン

パパママ婚の場合、確認しておきたいのは子ども連れのゲストがどこまで含まれるかです。

子どもの席、キッズメニュー、ベビーベッドの有無。

この3つが会費に含まれるのか、別料金なのかで総額が変わります。

会費婚には「パパママ婚専用プラン」という商品はありません。家族結婚式のプランをベースに、子ども関連の項目を相談で足していく形になります。相談のときに希望を先に伝えてください。

会費制のいちばんの強みは、当日を迎える前に自己負担の額が読めることです。

ご祝儀制は、ふたを開けるまで最終的な手出しが分かりません。

産後の家計で式をやるなら、この差は小さくありません。

私は式場のホームページから直接申し込んだので、比較も交渉も知らないまま契約しました。あとから「先に総額を出してもらえばよかった」と思っています。

会費婚の仕組みそのものは会費婚とはの記事で、注意点は会費婚のデメリットの記事で詳しく書いています。

【ここまでの中間まとめ】
  • ご祝儀をもらうこと自体は失礼ではない。問題は「同じ相手から3回目」になること
  • 招待客をA(お祝い済み親族)・B(お祝い済み友人)・C(未お祝い)に分けて数える
  • A+Bが5割未満ならご祝儀制、5〜8割なら会費制、8割以上なら辞退
  • 会費の基準はご祝儀1人あたり約3.3万円。1〜2万円なら1.3〜2.3万円軽くなる
  • 会費より当日の中身が下回らないよう、料理と引き出物をセットで設計する
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\ 会費の金額は、料理と引き出物とセットで決まります /

公式サイト 会費婚 by anymarry.

ご祝儀を辞退するなら、伝えるのは招待状より前です

辞退を打診招待状受付の3回で伝える時系列図

3択のうち、いちばん段取りが大事なのが辞退です。

招待状に一文を入れるだけでは足りません。

伝える順番を間違えると、辞退したのに全員が包んできます。

声をかける段階で「もう十分いただいた」と言ってしまう

招待の打診をするとき、電話やメッセージで日程を聞きますよね。

その時点で、形式まで一緒に伝えてください。

「出産祝いをもういただいているから、当日は本当に手ぶらで来てほしい」

この一言が最初にあるかどうかで、相手の準備がまったく変わります。

招待状が届いてから知ると、ゲストは「本当にいいのかな」と迷い続けることになります。

辞退は「言葉が足りない」と伝わりません。打診・招待状・受付の3回セットで考えてください。

そして、辞退した分だけ返すものを増やしておいてください。

ご祝儀をいただかないと、当日の費用は全額こちら持ちになります。

だからといって、内容を最低限にするとゲストは気づきます。

辞退を選ぶなら、次の3つのどれかは必ず用意してください。

  • 料理のグレードを一段上げる
  • 引き菓子やプチギフトを、価格の分かるものにする
  • 遠方から来る人の交通費・宿泊費をこちらで持つ

辞退は人数を絞れる場合に成立する形式です。

30人を超えるなら、辞退よりも会費制のほうが現実的だと思います。

人数と自己負担の関係を、ざっくり並べておきます。

人数ご祝儀辞退の現実味目安の考え方
10〜20人成立しやすい家族と本当に近い人だけ。食事会に近い形になる
20〜30人条件つきで成立料理のグレードを下げずに組めるかが分かれ目
30人以上おすすめしない会費制に切り替えたほうが、内容もこちらの財布も守れる

辞退はやさしさに見えて、実はいちばんお金がかかる選択です。

産後の家計で無理をすると、あとで夫婦げんかの種になります。

それでも持ってくる人はいる、という前提で受付を組む

辞退を何度伝えても、包んでくる人はいます。

とくに親族と、職場の上の立場の人です。

受付を頼む人には、事前に対応を伝えておいてください。

  • その場で押し問答しない。いったん受け取る
  • 誰からいくら受け取ったかを、必ず記録しておく
  • 後日、内祝いとしてお返しをする

お返しの相場や、のしの書き方は結婚内祝いと出産内祝いの記事で整理しています。

受付でのやりとりは、あなたの目の届かないところで起きます。当日の朝に口頭で伝えるのでは間に合いません。

招待状の文例集|パパママ婚だから書ける一文

ここからは、そのまま使える文例を並べます。

形式が決まったら、招待状に落とし込むのは意外と簡単です。

子どもを紹介する一文|名前と月齢を入れるだけで空気が変わる

パパママ婚の招待状で、いちばん効くのがこの一文です。

子どもの存在を先に伝えておくと、当日の「え、子どもいたんだ」がなくなります

  • 「昨年生まれた長女の◯◯も、当日は一緒にみなさまをお迎えいたします」
  • 「1歳になった◯◯とともに、家族3人でお待ちしております」
  • 「まだ小さい娘がおりますので、賑やかな会になるかと思いますがご容赦ください」
  • 「私たちの結婚と、家族が増えたご報告をかねた会にさせていただきます」

月齢や年齢を書くと、ゲストは服装や子連れの可否まで想像できます。

「賑やかな会になるかと」と一言添えるのも、子連れゲストへの合図になります。

「遅くなりましたが」の一文で、今更感は消せます

入籍から年数が空いていることを、隠さないでください。

先に書いてしまうほうが、読む側はすっと受け取れます。

  • 「ご報告が遅くなりましたが、このたび結婚式を挙げる運びとなりました」
  • 「入籍から時間が経ってしまいましたが、あらためてご挨拶の場を設けました」
  • 「出産と育児が落ち着き、ようやく式を挙げられることになりました」
  • 「たくさんのお祝いをいただきながら、お礼が遅くなりましたことをお詫びいたします」

4つめは、お祝いをもらっている相手に特に効きます。

「もらいっぱなしにしていない」という姿勢が伝われば、今更感はほぼ消えます。

言い訳のように長く書く必要はありません。1文でいいので、必ず入れてください。

会費制を案内する文面(そのまま使える全文)

会費制の場合は、金額と支払い方法をはっきり書きます。

ぼかすと、当日ご祝儀を持ってくる人が出ます。

以下は、子どもの紹介と会費案内を一緒に入れた文例です。

謹啓 ◯◯の候 皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます

このたび 私たちは結婚式を挙げることとなりました
ご報告が遅くなりましたが 昨年生まれた長女◯◯とともに 家族3人でお待ちしております

つきましては 日頃お世話になっております皆様に ささやかな席をご用意いたしました
ご多用のところ誠に恐縮ではございますが ぜひご出席くださいますようお願い申し上げます

なお 当日は会費制とさせていただきます
会費 お一人様 ◯◯,◯◯◯円 受付にてお納めください
すでに過分なお祝いを頂戴しております皆様も多く ご祝儀は辞退させていただきます

お子様連れでのご出席も大歓迎です その際は返信はがきにご記入ください
謹白

ポイントは、会費の金額と「ご祝儀は辞退」を2文セットで書くことです。

会費だけ書くと、「これとは別にご祝儀もいるのかな」と迷わせてしまいます。

ご祝儀を辞退する文面(そのまま使える全文)

会費も取らず、完全に辞退する場合の文例です。

謹啓 ◯◯の候 皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます

入籍から時間が経ってしまいましたが このたびあらためて結婚式を挙げることとなりました
1歳になった娘◯◯も一緒に 皆様をお迎えいたします

結婚のお祝い 出産のお祝いと すでに温かいお心遣いを頂戴しております
当日はお祝いのお気持ちだけありがたく頂戴し ご祝儀・贈り物ともに固くご辞退申し上げます
どうぞ手ぶらでお越しくださいませ

皆様と過ごすひとときを 家族3人で楽しみにしております
謹白

「贈り物ともに」と書いておくと、子どもへのプレゼントも防げます。

「どうぞ手ぶらでお越しください」は、入れておくと本当に効く一文です。

固い言葉だけだと、かえって「建前かな」と思われます。最後にやわらかい一文を足すと伝わりやすくなりますよ。

差出人は夫婦連名? 子どもの名前は入れていい?

意外と迷うのが差出人です。

結論から言うと、パパママ婚では夫婦連名が基本です。

差出人向いている場合注意点
夫婦連名入籍済みで、招待客も自分たちで決めたパパママ婚では最も自然
両家の親の名前親族中心・親が費用を出している入籍から年数が空いていると違和感が出やすい
夫婦+子どもの名前親しい友人だけの少人数パーティー親族・上司には砕けすぎて見えることがある

子どもの名前を差出人に入れるかは、招待客の顔ぶれで分けてかまいません

友人向けだけ子どもの名前を入れて、親族向けは夫婦連名にする。

この使い分けをしている人もいます。

宛名や肩書きで迷いやすいところも、先に決めておくと早いです。

  • 差出人の姓は新姓でそろえる(入籍済みなら旧姓は使わない)
  • 子どもの名前を入れるなら、ふりがなも添える
  • 返信はがきに「お子様の同伴」の欄をつくる
  • アレルギーの確認欄も同じはがきにまとめる

招待状は印刷したら直せません。形式・会費額・辞退の一文・子どもの紹介の4点を決めてから、入稿に進んでください。

招かれた側へ|パパママ婚に呼ばれたときのご祝儀

ここまでは、式を挙げる側の話をしてきました。

ここではひとつだけ、招かれた側の考え方も書いておきます。

結論はシンプルで、案内に書かれたとおりにするのが正解です。

  • 会費制と書いてあれば、会費だけ。上乗せは不要
  • 辞退と書いてあれば、手ぶらで大丈夫
  • 何も書いていなければ、通常どおり友人は3万円が目安
  • すでに出産祝いを渡していても、ご祝儀を減額する必要はない

どうしてもお祝いしたい場合は、後日子ども用のギフトを渡すほうがスマートです。

当日に会費と別で渡すと、受付が混乱してしまいます。

案内に書かれていない金額を勝手に決めるのが、いちばん相手を困らせます。迷ったら、周りの友人に合わせて問題ありません。

ご祝儀制・会費制・辞退のメリットとデメリット

3択を横並びで比べておきます。

形式メリットデメリット
ご祝儀制自己負担を抑えやすい/親世代が納得しやすい/料理や引き出物を充実させられるお祝い済みのゲストに三重の負担/欠席が出やすい/最終的な手出しが読めない
会費制ゲストの負担が半分近くになる/金額で迷わせない/自己負担を事前に読める会費より中身が下回ると不満が出る/親世代に説明が必要/人数が少ないと持ち出しが増える
ご祝儀辞退気まずさが完全に消える/招待のハードルが下がる/お返しの手間が減る費用が全額こちら持ち/人数を絞らないと成立しない/それでも包む人がいる

見比べると、会費制が真ん中を取っているのが分かります。

ゲストの負担を軽くしながら、こちらの持ち出しも青天井にはしない。

パパママ婚で会費制が選ばれるのは、このバランスのよさが理由です。

逆に言うと、ゲストが全員初めてお祝いする相手なら、会費制にするメリットはあまりありません。

ここで、親世代への説明の仕方にも触れておきます。

会費制でつまずくポイントは、たいてい親です。

「聞いたことがない」「失礼じゃないの」と言われます。

そこで役に立つのが、割合の数字です。

披露宴の形式は、ご祝儀制72.9%・会費制15.7%・両方を取り入れた形が9.6%。

会費制と併用を合わせると、4組に1組が会費のやりとりを取り入れている計算になります。

「珍しい」わけではありません。

そのうえで、親が気にしている中身に答えていきます。

  • 挙式はきちんとやる(会費制でもチャペル挙式は組める)
  • 親族には引き出物を用意する
  • 親族への説明は、自分たちの口から先にする

どれかひとつ譲るだけで、話が前に進むことが多いです。

より詳しい説得の順番は会費婚を親に反対されたときの記事にまとめました。

ご祝儀制で挙げた私が、産後だったらどう決めていたか

ここからは、私自身の話をさせてください。

私は妊娠32週で、120名を招いて式を挙げました。

形式はご祝儀制。総額はおよそ500万円でした。

120名を招いた私が、実はまぬがれていたこと

いただいたご祝儀と、両親からの援助100万円を合わせて約300万円。

そこから引いた手出しは約200万円でした。

ご祝儀の内訳はというと、友人は3万円前後、職場関係も3万円前後。

部署でまとめて贈ってくださったケースもありました。

親族は、友人より高い金額を包んでくれました。

数字だけ見ればうまくいったように見えます。でも、これは「式が出産より先だった」から成立した話でした。

私の式は、出産の前でした。

だから、ゲストの誰からも出産祝いをまだもらっていない状態で当日を迎えています。

順番は、ご祝儀が先で、出産祝いがあと。

つまりこの記事でずっと書いてきた「三重」の当事者に、私はなっていません

今パパママ婚を考えている人が抱えている気まずさを、私は経験せずに済んだわけです。

そこは正直に書いておきます。

産後の家計を3回くぐったあとに見ると、答えは変わりました

あれから7年、娘が3人になりました。

産後の家計がどうなるかを、3回体験しています。

産後は収入が減りやすい時期に、おむつやミルク、保育料が重なってきます。

その状態で200万円を出す判断ができたかというと、正直むずかしいと思います。

もし今、産後に式を挙げるとしたら。

私なら、会費制も選択肢に入れて比べると思います。

当時はその選択肢があることすら知りませんでした。

式場のホームページから直接申し込んで、比較も交渉もしないまま契約したからです。

ご祝儀制がだめだった、という話ではありません。「他の形も並べてから選べばよかった」という話です。

会費制なら、招待状を出す段階で「入ってくるお金」が決まります。

ご祝儀制は、当日の受付が終わるまで分かりません。

産後は、読めないお金がいちばん怖いんです。

そしてもうひとつ、人数についても考えが変わりました。

私の式は、夫の会社の上司をたくさん招いた結果120名になりました。

当日ゆっくり話せたのは、20名もいなかったと思います。

もし人数を半分にしていたら、ご祝儀の総額も減っていたはずです。

でも同時に、気まずさの対象になる人も半分になっていました

ご祝儀の悩みは、突き詰めると人数の悩みです。

形式で悩んでいるなら、先に「本当に呼びたい人」だけの名簿を作ってみてください。

パパママ婚そのものの進め方はパパママ婚とはの記事、迷いのほうが強いならパパママ婚は今更?の記事が近いはずです。

ここまでの内容を、招待状を出す前のチェックリストにまとめます。

最後に、印刷に進む前のチェックリストを置いておきます。

  • 招待客リストを作り、お祝い済みの人の割合を数えたか
  • ご祝儀制・会費制・辞退のどれにするか、夫婦で決めたか
  • 会費制なら金額と、料理・引き出物の内容が釣り合っているか
  • 子ども連れゲストの会費と、返信はがきの確認項目を決めたか
  • 親族には、招待状より先に口頭で伝える段取りができているか

5つ全部にチェックが入れば、招待状はもう書けます。

ひとつでも空欄が残っているなら、そこが当日いちばん困る場所です。先に埋めておきましょう。

パパママ婚のご祝儀でよくある質問

親族はご祝儀、友人は会費という併用はありですか?

ありです。実際、ご祝儀制と会費制の両方を取り入れた形は9.6%あります。

親族は包む前提で動くので、無理に会費に統一しないほうが自然な場合もあります。

ただし、併用には条件がひとつあります。

招待状を2種類つくり、受付も分けることです。

同じ受付で会費とご祝儀が混ざると、取り違えが起きやすくなります。

  • 親族用の招待状には、会費の記載を入れない
  • 友人用の招待状には、会費額と辞退の一文を入れる
  • 受付は「親族」「ご友人」で列を分ける

出産祝いのお返しと時期が重なってしまいます

出産内祝いは、生後1ヶ月ごろまでに贈るのが一般的です。

式の準備と重なると、正直かなりしんどいと思います。

まとめて贈っていいのか、別々に贈るべきかは相手との関係で変わります。

のしの書き方も含めて、結婚内祝いと出産内祝いの記事で整理しているので参考にしてください。

会費制にすると「安っぽい」と思われませんか?

安っぽく見えるかどうかは、形式ではなく中身で決まります。

会費1.5万円で、料理が着席のコースなら誰も安いとは思いません。

逆に、ご祝儀3万円をいただいてビュッフェだけ、なら不満が出ます。

ゲストが見ているのは金額ではなく、金額と中身の釣り合いです。

会費制で気をつけたい点は会費婚のデメリットの記事にまとめています。

ご祝儀をいただいたら、お返しはどうなりますか?

ご祝儀に対しては、引き出物がお返しにあたります。

辞退したのに包まれた場合や、欠席の人からいただいた場合は別です。

その場合は、いただいた額の3分の1から半分を目安に後日お返しします。

贈る側の相場感は授かり婚のお祝い相場の記事が参考になります。

招待状を出したあとに形式を変えられますか?

やめたほうがいいです。

すでに準備を始めているゲストがいるからです。

会費制に変えるなら、全員に個別で連絡し直す覚悟が要ります。

だからこそ、形式は招待状の入稿前に決め切ってください

招待状は、決めたことを伝える紙です。悩みながら書くと、どこかがぼやけてしまいます。

子どもへのプレゼントを持ってこられたらどうすれば?

ありがたく受け取ってください。

ただし、当日は荷物になるので置き場所だけ決めておきましょう。

受付の後ろに専用のかごをひとつ用意しておくと、それだけで回ります。

プレゼントが不要なら、招待状に「贈り物もご辞退申し上げます」と書いておくのが確実です。

まとめ|決め方は「誰を呼ぶか」から始まります

パパママ婚のご祝儀に、決まった正解はありません。

でも、決め方の手順ははっきりしています。

名簿を作り、お祝い済みの人を数え、割合で形式を選ぶ。

それだけです。

「もらっていいのかな」と考え続けるより、名簿を書き出すほうが10倍早く前に進みます。今夜できますよ。

【最後にもう一度、結論】
  • ご祝儀をもらうこと自体は失礼ではない。気まずいのは「同じ相手から3回目」のときだけ
  • 招待客をお祝い済みの親族・お祝い済みの友人・未お祝いの3つに分けて数える
  • お祝い済みが5割未満ならご祝儀制、5〜8割なら会費制、8割以上なら辞退
  • 会費の目安は1〜2万円。ご祝儀の1人あたり約3.3万円との差がゲストの安心になる
  • 招待状には「子どもの紹介」「遅くなりました」「形式」の3点を必ず入れる
  • 形式は招待状の入稿前に決め切る。あとからの変更はゲストを困らせる

形式を決めるには、会費制にした場合の総額が見えていないと判断できません。

見積もりは、招待状より先です。

✓ 相談は無料✓ オンライン面談で完結✓ 開催実績7,000組以上

\ 招待状を出す前に、形式だけは決めてしまいましょう /

公式サイト 会費婚 by anymarry.

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