プレ花嫁パパママ婚の当日、子どもの世話は誰に頼めばいいの?ずっと抱っこのまま式が終わりそうで不安です
もし当日に熱を出したらどうしよう。式は中止になるんでしょうか
こんなお悩みを解決します。
私は7年前、妊娠32週でマタニティウェディングを挙げました。今は3姉妹のママです。
子連れで挙げるパパママ婚は経験していません。でも、3姉妹を育てた7年で「子どもの熱で予定がひっくり返る日」は数えきれないほどありました。
この記事では、当日の預け先の決め方と、熱が出たときの3段階の備えを、公的な制度の情報と3姉妹の育児実感からまとめます。
- 当日は「主担当1人・控え1人・逃げ場1部屋」を決めれば回る
- 預け先は親族・ベビーシッター・式場の託児・自治体の預かりの4択
- ファミリー・サポート・センターは「冠婚葬祭の際の預かり」が国の実施要綱に明記されている
- 発熱は「もしも」ではなく「よくあること」。第2候補の預け先を先に決めておく
- 延期・キャンセルの規定は契約時に確認しておく。当日に読むものではない
- 結婚式当日に子どもがいた人のうち、約4人に1人は子どもを出席させていない(結婚マーケット調査2025)



当日の不安は「決めていないこと」から生まれます。紙に書いて決めてしまえば、当日の頭はぐっと軽くなりますよ。
結論|パパママ婚当日の子どもの世話は「主担当1人・控え1人・逃げ場1部屋」で回る


当日の体制は、3つ決めれば足ります。
- 主担当:子どもの隣にずっといる人。抱っこもオムツもこの人がやる
- 控え:主担当が席を外すときに交代する人。1人だと持ちません
- 逃げ場:泣いたときに連れ出せる部屋。控え室・親族控え室・授乳室のどれか
逆に言うと、この3つが決まっていない式は、新婦であるあなたが主担当になります。
ドレスを着たまま抱っこして、写真のたびに席を立つことになります。それだけは避けたいですよね。



私の式は妊娠32週でしたが、披露宴の途中に控え室へ戻って横になる時間を作ってもらいました。「戻れる部屋がある」だけで安心感がまるで違います。
年齢別|当日の体制早見表
子どもの年齢で、必要な人数と場所が変わります。
| 子どもの年齢 | 主担当の候補 | 必要な場所 | いちばんの山場 |
|---|---|---|---|
| 0歳(首すわり前後) | 祖母・シッター | 授乳室・ベビーベッド・静かな控え室 | 授乳と昼寝の時間が式次第とぶつかる |
| 0歳後半〜1歳 | 祖母+交代要員1人 | ハイハイできる広さのある控え室 | じっとしていられない・人見知り |
| 1〜2歳 | シッターまたは祖父母2人体制 | 逃げ場の部屋+ベビーカー置き場 | 大きな音と拍手で泣く・歩き回る |
| 3歳〜 | 祖父母・きょうだい | 子どもが座れる席と待機スペース | 飽きる・出番の前に眠くなる |
| 2人以上 | 子ども1人につき大人1人 | 2人が同時に休める部屋 | 片方が泣くともう片方も崩れる |
ポイントは最後の行です。子どもが2人以上なら、大人も同じ人数いる前提で組みます。
ひとりで2人を見るのは、家の中でも大変です。慣れない会場で、フォーマルな服を着せられた状態なら、なおさら難しくなります。
子どもの年齢ごとの演出や出番の作り方は、パパママ婚の演出アイデアの記事にまとめています。
パパママ婚の預け先は4択|親族・シッター・式場の託児・自治体の預かり


「誰に見てもらうか」は、この4つから選ぶことになります。
それぞれ、費用も安心感もまったく違います。まず全体を並べます。
| 預け先 | 費用の目安 | 強いところ | 弱いところ | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|---|
| 祖父母・きょうだい | 基本は無料(お礼・交通費) | 子どもが慣れている。連絡が早い | 本人も式に出たい。長時間は体力的にきつい | 親族が近くにいて、人数に余裕がある |
| ベビーシッター | 1時間あたり2,000円前後〜(会社により差が大きい) | プロが子どもだけを見る。人数指定ができる | 初対面で人見知りする。手配が必要 | 親族に頼れない・0〜2歳で手がかかる |
| 式場の託児・キッズルーム | 無料〜有料(会場ごとに差が大きい) | 移動がない。すぐ様子を見に行ける | ある会場とない会場がある。予約制のことも | 会場に託児の設備がある |
| 自治体の一時預かり・ファミサポ | 1時間あたりおおむね数百円〜1,000円台 | 費用が安い。公的な制度で安心感がある | 事前の登録・面接が必要。土日は要確認 | 式に子どもを連れて行かない方針の家庭 |
費用の目安は幅を持たせています。シッターも式場の託児も、地域と会社によって金額がまったく違うからです。
見積もりの段階で、実際の金額を出してもらってください。



「たぶん無料だと思う」で進めるのが一番危ないです。私は契約後にドレス代が想定より高いと知って、青ざめました。
祖父母に頼むときにだけ起きる、ちょっと切ない問題
一番に思いつくのが、祖父母です。
子どもも慣れているし、費用もかかりません。実際、多くの家庭がここに落ち着きます。
ただ、ひとつだけ見落としがちなことがあります。
祖父母も、その式のゲストだということです。
娘や息子の花嫁姿を見たくて来ています。孫の相手で退席し続けると、入場も誓いも手紙も見られません。
それに、抱っこは体力を使います。60代・70代の親に2時間抱っこを頼むのは、想像よりずっと重い負担です。
- 祖父母だけに任せず、交代要員をもう1人立てておく
- 「入場と手紙のあいだは見ていてほしい」と、見せたい場面を先に伝える
- 抱っこ紐・ベビーカーを式場に置いておく
- 当日ではなく、1ヶ月前に「お願いしたいこと」を具体的に話しておく
お願いする側が具体的に言うほど、頼まれた側は動きやすくなります。
ベビーシッターは「当日に何をしてほしいか」まで書いて渡す
親族に頼れないなら、ベビーシッターが現実的な選択肢になります。
探し方は主に3つです。
- 式場に「提携しているシッター会社はあるか」を聞く
- シッターの派遣会社・マッチングサービスに自分で申し込む
- 自治体のファミリー・サポート・センターに登録する
どれを選んでも、依頼書は自分で作ったほうがうまくいきます。
初対面の人に、我が子の1日を任せるからです。伝えるのは、次の項目です。
- アレルギーと、飲んでいる薬
- ミルク・授乳・食事の時間と量
- 昼寝の時間と、寝かしつけのくせ
- 泣いたときに落ち着くもの(お気に入りのタオル・おもちゃ)
- 連れ出していい場所と、行ってはいけない場所
- 連絡していい相手(新郎新婦ではなく、当日の連絡係を1人決める)
この内容は、一時保育の利用登録で聞かれる項目とほぼ同じです。
私が1歳の娘を一時保育に預けたときも、母子手帳を持って面接に行き、病気の履歴・アレルギー・授乳の時間・昼寝のタイミング・1日の過ごし方を聞かれました。



あのとき答えた内容をスマホのメモに残しておくと、シッターさんへの依頼書がほぼそのまま作れます。
なお、勤務先が「企業主導型ベビーシッター利用支援事業」の承認事業主になっている場合は、割引券を使える可能性があります。対象は承認事業主の従業員なので、まず勤務先に確認してみてください(出典:全国保育サービス協会 ACSA割引券ポータルサイト)。
式場の託児は「ある・ない」より「誰が見るか」を聞く
会場に託児サービスがあると聞くと、それだけで安心してしまいがちです。
でも「託児あり」の中身は会場ごとにばらばらです。聞くべきなのは次の点です。
- 誰が見るのか(外部のシッター会社か、会場スタッフか)
- 何ヶ月から預かってもらえるのか
- 料金は誰の負担か。何日前までに予約が必要か
- 専用の部屋があるのか、控え室の一角なのか
- ベビーベッド・授乳室・オムツ替え台の有無
- 子どもの体調が急に悪くなったとき、誰がどう連絡してくるのか
最後の1つは、聞き忘れる人が多いところです。
私が式場を決めた基準も、まさにここでした。3件見学して、綺麗さでは差がつきませんでした。
最後に残った基準は「当日、何かあったときに任せられるか」だけでした。
子連れの式場見学で見るポイントは、パパママ婚とは?子どもと一緒に挙げる結婚式の記事でも解説しています。
自治体の一時預かり・ファミサポは「冠婚葬祭」が制度に書いてある
意外と知られていないのが、自治体の制度です。
子どもを式に連れて行かないと決めた家庭なら、こちらのほうが費用を抑えられます。
まずファミリー・サポート・センター事業。国の実施要綱には、援助活動の例として「冠婚葬祭や他のこどもの学校行事の際のこどもの預かり」がはっきり書かれています。
実施主体は市町村で、預かってほしい依頼会員と、預かる提供会員が登録して助け合う会員組織です(出典:こども家庭庁「子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)実施要綱」)。
ここで、きょうだいがいる家庭は1点だけ注意してください。
実施要綱では一度に預かれる人数は提供会員1人につき原則1人とされています。2人預けたいなら、提供会員も2人必要になる可能性があります。
もうひとつが一時預かり事業です。目的には「日常生活上の突発的な事情や社会参加」による一時的な保育の困難への対応が挙げられています。
実施主体はやはり市町村です。土曜・日曜・祝日に開所する「基幹型施設」の規定もあるので、土日の式でも預けられる施設が地域にあるかを調べる価値はあります(出典:こども家庭庁「一時預かり事業実施要綱」)。



どちらも当日いきなりは使えません。登録と面接が先に必要です。式の2〜3ヶ月前には動いておくと安心ですよ。
登録から当日までの流れは、一時保育を実際に使った体験談の記事に細かく書いています。
預け先を決める前に|式場の子ども対応チェックリスト
預け先を決めるより先に、会場の設備を確認します。
設備がそろっている会場なら、そもそも預けずに済むかもしれないからです。
- 授乳室・オムツ替え台・ベビーベッドがあるか
- 新婦の控え室に、子どもが寝転がれるスペースがあるか
- 控え室にトイレが付いているか
- ベビーカーで移動できるか(段差・エレベーターの有無)
- キッズメニュー・離乳食の持ち込みは可能か
- ミルク用のお湯をもらえるか、冷蔵庫を借りられるか
- 泣いたときに出られる扉が、会場のどこにあるか
控え室のトイレは、私自身が本当に助かった設備です。
妊娠後期は頻尿で、ドレスのまま何度も遠くのトイレへ行くのは無理でした。子連れでも同じで、「近い」というだけで当日の負担は大きく変わります。
なお、子育て情報の会社が運営する「ウェルカムベビーの結婚式場」という認定もあります。50項目の基準のうち40項目以上を満たした式場が認定される仕組みです(出典:ウェルカムベビーの結婚式場 公式サイト)。
候補の会場が認定されているかを見ておくと、設備の目安になります。
認定がない会場でも、次の3つが用意できれば十分に戦えます。
- 子どもを寝かせられる部屋
- ミルクとオムツを扱える場所
- 泣いたときにすぐ出られる扉



見学のときは、できれば子どもを連れて行くか、連れて行った前提で動線を歩かせてもらってください。パンフレットには段差の情報は載っていません。
パパママ婚の当日タイムライン|授乳・昼寝・ごはんを式次第に書き込む


体制と場所が決まったら、次は時間です。
やることはシンプルで、式場からもらう進行表に、子どもの生活リズムを重ねて書き込むだけです。
| 時間帯 | 大人の進行 | 子どもの予定 | 担当 |
|---|---|---|---|
| 朝 | ヘアメイク・支度 | 朝ごはん・オムツ替え | 祖母 |
| 支度中 | 親族写真 | 着替え(出番の直前まで普段着) | 祖母+控え |
| 挙式 | 入場〜退場 | 参加または控え室で待機 | シッター |
| 挙式後 | 写真撮影・受付 | 授乳・オムツ替え | 祖母 |
| 披露宴前半 | 入場・乾杯・食事 | 昼寝させる時間帯にする | シッター |
| お色直し中 | 中座 | ごはん・気分転換 | 控え |
| 披露宴後半 | 手紙・謝辞 | 出番があるならここ | 祖母+控え |
| お開き後 | 見送り | 着替えて帰る準備 | 全員 |
この表を紙に印刷して、当日の関係者全員に配ります。
- 主担当と控えの2人
- 当日の連絡係
- シッターさん・託児のスタッフ
- 司会者とプランナーさん
口で伝えるだけでは、当日は誰も覚えていません。私も式当日は朝から夕方までバタバタで、頭が回っていませんでした。
午前式と午後式、子連れならどちらが楽か
どちらにも一長一短があります。
| 時間帯 | 良いところ | つらいところ |
|---|---|---|
| 午前式 | 子どもの機嫌が一番いい時間に本番が来る | 起床と支度が早い。昼寝が披露宴とぶつかりやすい |
| 午後式 | 朝にゆっくり支度できる。午前に昼寝を済ませられる | 夕方に向けて子どもの体力が切れる |
迷ったら、今の生活リズムで「一番ごきげんな時間」に本番を置くのがおすすめです。
昼寝を我慢させれば、その日のどこかで崩れやすくなります。式の日だけ特別にがんばってくれる、ということは残念ながらありません。
授乳とお色直しは、まとめてしまうと一石二鳥
授乳中の花嫁さんが一番気にするのが、中座のタイミングです。
ここは、お色直しの中座と重ねてしまうのが現実的です。もともと席を外す時間だからです。
- お色直しの中座時間を、あらかじめ長めに取ってもらう
- 搾乳や粉ミルクを併用して、当日だけ間隔を空けられるようにしておく
- 母乳パッドを多めに用意する
- 張ってつらくならないよう、式の直前に一度飲ませておく
体のことは個人差が大きい部分です。心配な症状があるときは、産後の健診やかかりつけの医師に相談してくださいね。
産後の体とドレス選びは、産後のウェディングドレスの記事でくわしく扱っています。



私の式では、朝ごはんを食べそびれて夕方までほぼ空腹でした。おにぎりとチョコレートに救われましたよ。ママの補給も予定に入れてください。
パパママ婚で子どもが熱を出したら?前日・当日朝・式中の3段階で決めておく


ここが、この記事で一番伝えたい部分です。
子どもの発熱は「もしも」ではありません。小さい子を育てていれば、よくあることです。
我が家の上の子は、保育園に通い始めた1ヶ月目、5日ほどしか通えませんでした。
それまでほとんど熱を出したことがなかった子です。集団生活に入ったとたん、あっという間に崩れました。
今も季節の変わり目にはよく熱を出しますし、1ヶ月ほど体調を崩し続けることもあります。しかも、たいてい親も一緒にもらいます。



だからこそ「熱が出ませんように」と祈るのではなく、「熱が出たらこうする」を決めておくほうが、ずっと気持ちが楽になります。
決めておくのは、時間軸で3つです。
契約のときに聞いておくべきこと(当日に読むものではない)
まず前提として、延期とキャンセルの条件は契約時に確認します。
当日の朝に契約書を開いて読む、というのが一番つらい状況です。
- 何日前までなら、いくらの負担で延期できるのか
- キャンセル料は、いつから何%発生するのか
- 延期の場合、支払い済みの費用はどう扱われるのか
- 急な連絡は、何時から何時まで、どこにすればいいのか
- 子どもの体調不良は、規定のどの扱いになるのか
規定は式場ごとに違います。ここは一般論では判断できないので、自分の契約書とプランナーさんに確認してください。
私は最終打ち合わせのときに延期の規定を確認し直して、そこでようやく肩の力が抜けました。
正直に言うと、私はブライダル保険には入りませんでした。「そのときは仕方ない」と考えていたからです。
でも、子どもがいる今の私なら、保険の説明はきちんと聞くと思います。妊婦ひとりの体調と、小さい子どもがいる状況では、動く変数の数が違うからです。
前日に熱が出たとき|先に決めておくのは「第2候補」
前日の発熱は、実は一番判断しやすい場面です。
時間があるからです。やることは3つに絞れます。
- 受診して、当日の見通しを医師に確認する
- 式場と、預け先の両方に「可能性がある」と一報を入れる
- 第2候補の預け先に連絡する
3つめが肝心です。預け先は、最初から2つ用意しておきます。
シッターに頼む予定でも、体調が悪ければ受けてもらえないことがあります。式場の託児も同じです。
そのときに動けるのは、たいてい家族です。「熱のときはお母さんに家で見てもらう」まで決めておけば、前日でも慌てません。
受診の目安に迷ったときは、小児科を受診するタイミングの記事も参考にしてみてください。我が家は39度以上でぐったりしていたら受診、を基本にしています。
当日朝に熱が出たとき|式を止めるか、子どもだけ休ませるか
当日の朝は、迷っている時間がありません。
だから、判断の順番だけ先に決めておきます。
| 状況 | とる選択 | 先に決めておくこと |
|---|---|---|
| 子どもは熱、大人は元気 | 子どもだけ欠席にして式は行う | 誰が家で看病するか(祖父母か夫婦のどちらか) |
| 子どもが重い症状 | 受診を優先し、式場へ即連絡 | 連絡先と、連絡する担当を1人決める |
| 新婦または新郎が発熱 | 延期を式場と相談 | 延期の規定と、参列者への連絡手段 |
| きょうだいの片方だけ発熱 | 元気なほうだけ連れて出る | 2人を別々に見られる大人がいるか |
大事なのは、「子どもが出席できない=式が台無し」ではないということです。
実際、リクルート「結婚マーケット調査2025」では、結婚式当日に子どもがいた回答者のうち、一緒に出席したのは15.4%、いたけれど出席しなかったのは4.7%でした(n=817)。
つまり、子どもがいた人の約4人に1人は、子どもを式に出席させていない計算になります(出典:リクルート ブライダル総研「結婚マーケット調査2025」トレンド編データ集 p.221)。



子どもが出ない結婚式も、ちゃんと普通にあります。数字を知っておくと、当日の判断に罪悪感が乗りにくくなりますよ。
そのうえで、子どもがいなくても成立する進行にしておくと安心です。
- 子どもの出番は、なくても進行が止まらない位置に置く
- 指輪を運ぶ役などは、代わりに渡せる大人を決めておく
- 成長ムービーや写真で登場できるようにしておく
- 司会者に「欠席の場合はこの一言でつなぐ」と伝えておく
この「保険つき」の考え方は、演出全体にも当てはまります。くわしくはパパママ婚の演出アイデアの記事をどうぞ。
式の途中で様子がおかしいとき|連絡係を1人だけ決めておく
式が始まってしまえば、新郎新婦は動けません。
スマホも持っていませんし、進行の途中で呼ばれても対応できないからです。
そこで、当日の連絡係を1人だけ決めます。
- シッターや祖父母からの連絡は、その1人にだけ入るようにする
- 「体温が何度を超えたら知らせる」の基準を数字で渡しておく
- 連絡係は、新郎新婦に伝えるかどうかを判断する権限も持つ
- 受診が必要になったときに使う病院を、会場の近くで調べておく
全員から連絡が来る状態が一番混乱します。窓口をひとつにするだけで、当日の空気は落ち着きます。
- 当日の体制は「主担当・控え・逃げ場」の3つを紙に書いて決める
- 預け先は4択。祖父母に任せきりにせず、交代要員を立てておく
- ファミサポ・一時預かりは登録と面接が先。2〜3ヶ月前に動く
- 延期・キャンセルの規定は契約時に確認しておく
- 預け先は第2候補まで決めると、前日の発熱でも慌てない
- 子どもがいなくても進行が止まらない式次第にしておく
パパママ婚の子どもの席はどこ?席次表の書き方と肩書き


次は席です。ここも早めに決めておくと、当日の動きがぐっと楽になります。
高砂の横・親族席・出入口の近く、それぞれの向き不向き
子どもの席は、大きく3パターンあります。
| 置く場所 | 向いている場面 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 高砂の横 | 子どもと一緒の写真をたくさん残したい | ずっと見ていられない。誰かが横につく必要がある |
| 親族席(祖父母の隣) | 祖父母が主担当をする場合 | 祖父母が食事も写真も落ち着いて楽しめなくなる |
| 出入口の近く | 泣いたらすぐ連れ出したい0〜2歳 | 高砂から遠く、写真に入りにくい |
0〜2歳なら、私は迷わず出入口の近くをおすすめします。
泣いたときに扉まで遠いと、会場中の視線を浴びながら歩くことになるからです。それが分かっていると、大人のほうが先に緊張します。
写真は、集合写真や高砂での撮影時間にまとめて撮れば足ります。



席を決めるときは、椅子の位置より「扉までの歩数」を見てください。子連れの当日は、そこが一番効きます。
席次表の肩書きは、迷ったらプランナーさんに聞くのが早い
席次表に子どもの名前をどう書くかは、よく迷うところです。
自分の子どもは身内なので、ゲストと同じ肩書きの付け方にはなりません。よく使われるのは次のような書き方です。
- 肩書きを付けず、名前だけを書く
- 「長女」「長男」と続柄を添える
- 席次表には載せず、当日は大人の膝の上で過ごす扱いにする
どれが正解ということはありません。地域や会場の慣習もあるので、席次表の原稿を出す前にプランナーさんに一度聞くのが確実です。



私は席次表を手作りしました。組み合わせを何度も並べ替えて、いちばん時間がかかった作業です。悩むなら早めに着手してくださいね。
子どもが2人以上なら、席は「くっつけない」ほうが平和
きょうだいがいる場合、隣同士に座らせたくなります。
でもきょうだいの席が隣同士だと、取り合いとふざけ合いのセットになります。
- 間に大人を1人はさむ
- 上の子は席、下の子は控え室と分けてもいい
- おもちゃは同じものを2つ用意する(同じでないともめやすいです)
- 上の子には「今日のお仕事」を1つ与えて、役割を作る
上の子は、下の子ばかり注目されると敏感に気づきます。役割があると、それだけで機嫌が違います。
パパママ婚の当日の持ち物リスト|前日に送るもの・当日持つもの
当日は荷物が多くなります。前日に式場へ送れるものは、先に送ってしまいます。
| 前日に式場へ送るもの | 当日に手で持つもの |
|---|---|
| 着替え一式(2〜3セット) | 母子健康手帳・保険証・医療証 |
| オムツ・おしりふき・ゴミ袋 | 体温計と、飲み慣れた解熱剤があれば一緒に |
| 子どもの衣装と靴 | ミルク・哺乳瓶・水筒 |
| おもちゃ・絵本 | お気に入りのタオルやぬいぐるみ |
| ベビーカー・抱っこ紐 | おやつ(複数の味を用意する) |
| 離乳食・食器・エプロン | スマホの充電器 |
おやつは、種類を多めに持つのがコツです。
私は一時保育の初回、赤ちゃん用のおせんべいを1種類しか持たせませんでした。保育士さんに「おやつは気分転換のための必須アイテム」と言われて、申し訳なくなったのを覚えています。
2回目からは、お気に入りをそろえて多めに持たせました。それだけで、機嫌の立て直しがずいぶん楽になりました。
前日に荷物を送るときは、次の3点だけ確認してください。
- 何日前から受け取ってもらえるか
- 受け取った荷物をどこに置いてもらえるか
- 当日どのタイミングで手元に戻せるか



いつものお弁当箱、いつものスプーン、いつものエプロン。慣れない場所では「いつもの」が最強の安心グッズです。
子どもの衣装をいつ着せるかは、当日のごきげんに直結します。パパママ婚の子どもの衣装の記事もあわせてどうぞ。
連れて出る・預ける・二部制|3つのやり方のメリットとデメリット
そもそも「子どもを式に連れて出るか」から選べます。
| やり方 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ずっと一緒に出る | 家族の記念になる。写真に全員が残る | 大人の手が常に取られる。中断のリスクが高い |
| 出番だけ連れて出る | いいところ取りができる。負担が軽い | 預け先と会場の移動・受け渡しの手間がある |
| 預けて夫婦だけで挙げる | 2人が式に集中できる。進行が読める | 子どもとの写真が別撮りになる。費用がかかる |
| 二部制(挙式と食事会を分ける) | 子どもの体力に合わせて短くできる | 準備と当日の段取りが2回分になる |
正解はありません。決め方はシンプルで、「その日、あなたが一番残したいもの」から逆算するだけです。
家族3人の写真が一番なら連れて出る。夫婦のけじめが一番なら預ける。どちらも間違いではありません。
迷ったら、この3つを夫婦で答えてみてください。
- 10年後に見返したい写真はどれか
- 当日いちばん体力を使いたい相手は誰か
- 子どもが泣き続けても平気でいられるか



答えがそろわなくても大丈夫です。ずれていることが分かるだけで、当日の役割分担はぐっと決めやすくなります。
私の式は120名を招いた披露宴でしたが、当日ゆっくり話せたのは20名もいませんでした。人数や規模を増やしても、当日の自分の体はひとつです。
ゲストの人数の決め方は、結婚式のゲスト人数の記事も参考にしてみてください。
パパママ婚の当日、やってはいけない3つ


準備の方向を間違えると、当日つらくなります。3姉妹を育ててきて確信している3つです。
1つめは、本番の練習をさせすぎることです。
何度も練習させると、子どもは飽きます。当日には「もうやりたくないこと」になっていることさえあります。
2つめは、昼寝を削ることです。
「本番で寝ないように、昼寝をなしにしよう」は、ほぼ確実に裏目に出ます。眠れなかった分は、どこかで機嫌として返ってきます。
3つめは、進行を子どもに依存させることです。
「ここで娘が指輪を運びます」だけの進行だと、動かなかった瞬間に場が止まります。代わりの人と、代わりの一言を先に用意してください。



小さい子は、家では完璧にできることを外では一切やらない、ということがよくあります。子どもは「本番に強い」生き物ではありません。
代わりに、やっておくと効くのはこの3つです。
- 本番の場所を、見学や打ち合わせのときに一度見せておく
- 出番は1つに絞って、短くする
- できなかったときの一言を、司会者と決めておく
子連れイベントの成功は準備が8割|3姉妹を育てて分かったこと
ここまで細かく書いてきましたが、伝えたいことはひとつです。
子連れのイベントは、当日のがんばりではどうにもなりません。決まるのは、前日までの準備です。
初めての一時保育で、私は完全に見通しを外しました
1歳の娘を初めて一時保育に預けた日のことです。
預けたのは2時間だけ。近所の企業主導型保育園でした。「2時間なら大丈夫だろう」と思っていました。
迎えに行くと、娘は肩を震わせて泣いていました。私がいないと気づいた瞬間から、ずっと泣いていたそうです。泣きすぎて吐いた、とも言われました。
あのときの私は、持ち物も見通しも足りていませんでした。慣らしもしていませんでした。
2回目は、おやつを多めに、お気に入りをそろえて持たせました。3回目には、迎えに行くと娘は眠っていました。
たった3回で、ここまで変わったんです。



だからパパママ婚でも、当日いきなり初対面のシッターさんに預けるより、一度でも会っておくほうが子どもは落ち着きます。
式場選びで最後に効いてくるのは、実はここでした
私は妊娠8週の週末に、食事付きの式場見学を1日で3件はしごしました。
3件とも、妊娠を伝えると膝掛けやカフェインレスの飲み物を出してくれました。設備の綺麗さでも、正直あまり差はつきませんでした。
差がついたのは、質問への答え方です。
3件目は、こちらが言う前に配慮が出てきました。しかも「費用が増えやすい項目」を、聞く前に正直に教えてくれました。
私が最後に選んだ基準は、「当日、何かあったときにこの人に任せられるか」でした。
子連れの式なら、この基準はもっと大事になります。子どもの体調は、こちらの予定に合わせてはくれないからです。
見学のときに「子どもが当日熱を出したら、どんな対応ができますか」と聞いてみてください。その答え方に、その式場の実力が出ます。
あわせて聞いておきたいのは、次の質問です。
- 子連れの式は年間どれくらい担当していますか
- 控え室で子どもを休ませることはできますか
- 進行が遅れたとき、どこまで調整できますか
- 急な欠席が出た場合、料理や席はどう扱われますか



答えに詰まる会場より、「過去にこういう例があって、こう対応しました」と話せる会場のほうが、当日ずっと心強いはずです。
パパママ婚の子どもの世話でよくある質問
授乳中でも預けられますか?
預けられます。搾乳した母乳や粉ミルクを用意しておけば、数時間の預かりは可能です。
ただし、哺乳瓶を嫌がる子はいます。当日ぶっつけ本番にせず、事前に一度試しておいてください。
- 哺乳瓶の乳首を、飲めるものに替えておく
- 搾乳した母乳を、家族に飲ませてもらう練習をする
- 当日と同じ時間帯で一度試す
ママ側の体のことは、産後のウェディングドレスの記事で扱っています。
結婚式の日に一時保育は使えますか?
使える可能性はありますが、地域と施設によります。
一時預かり事業は市町村が実施主体で、土日祝に開所する基幹型施設の規定もあります。まずはお住まいの自治体のホームページで、実施している施設と開所日を調べてみてください。
ファミリー・サポート・センターなら、援助活動の例に「冠婚葬祭の際のこどもの預かり」が挙げられています。
どちらも事前の登録と面接が必要です。一時保育の登録から当日までの流れを先に読んでおくと動きやすいですよ。
人見知りがひどくて、シッターさんに預けられるか不安です
事前に1回、短時間でも会っておくのが一番効きます。
我が家の娘も、一時保育の1回目は最初から最後まで泣いていました。それでも3回目には、迎えに行ったとき眠れるようになっていました。
初対面が本番、という状況だけは避けたいところです。
預け先はいつまでに手配すればいいですか?
式の2〜3ヶ月前が目安です。
自治体の制度は登録と面接に時間がかかりますし、シッターも土日は予約が埋まりやすいからです。
いつ何をするかの逆算は、産後の結婚式はいつ挙げる?の記事にスケジュール表としてまとめています。
子どもが泣いて式が中断したら、ゲストに迷惑ではありませんか?
子どもがいると分かっている式に来ている時点で、ゲストはある程度予想しています。
気になるなら、招待状や当日のペーパーアイテムに「子どもがいるため、進行が前後することがあります」と一言添えておくと空気がやわらぎます。
泣き声より、長い中断が説明なく続くことのほうが気になります。司会者につなぎの一言を頼んでおいてください。



ゲストの多くは、あなたを祝いに来ています。子どもの泣き声を減点として見ている人は、思っているよりずっと少ないですよ。
二次会に子どもは連れて行けますか?
時間帯を考えると、無理をしないほうがいいと思います。
私は妊娠32週で、二次会には少しだけ顔を出して帰りました。体力が限界だったからです。
夜まで子どもを起こしておくと、翌日以降に体調として返ってきます。二次会をどうするかは、マタニティ婚の二次会の記事もどうぞ。
費用はどれくらい増えますか?
シッター代・キッズメニュー・子どもの衣装が主な追加分です。
金額は会場と会社によって大きく違うので、見積もりで「子ども関連は無料か有料か」の線引きを確認しておいてください。
内訳はパパママ婚の費用の記事にまとめています。
まとめ|パパママ婚の子どもの世話は、体制・逃げ場・発熱プランを紙に書く
当日の不安は、決めていないことから生まれます。
逆に言えば、決めて書き出してしまえば、不安の数はそこで止まります。
- 体制は「主担当1人・控え1人・逃げ場1部屋」。紙に書いて全員に配る
- 預け先は親族・シッター・式場の託児・自治体の預かりの4択から選ぶ
- 祖父母もゲスト。任せきりにせず、交代要員を立てておく
- ファミサポは「冠婚葬祭の預かり」が国の実施要綱に明記。登録は2〜3ヶ月前に
- 延期・キャンセルの規定は契約時に確認。当日に読むものではない
- 預け先は第2候補まで用意する。発熱は「よくあること」として設計する
- 子どもがいなくても進行が止まらない式次第にしておく
- 席は0〜2歳なら出入口の近く。きょうだいは間に大人をはさむ
私はパパママ婚を経験していません。当時は、その選択肢があることすら知りませんでした。
それでも3姉妹を育ててきて、はっきり言えることがあります。
子連れの日は、準備した分だけ穏やかになります。
熱が出るかどうかは選べません。でも、熱が出たときにどうするかは、今日決められます。



紙を1枚用意して、体制・逃げ場・発熱プランの3つだけ書いてみてください。それだけで、当日の景色はずいぶん変わりますよ。
パパママ婚の全体像はパパママ婚とは?子どもと一緒に挙げる結婚式、演出はパパママ婚の演出アイデアにまとめています。あわせて読んでみてくださいね。










コメント