結婚式に妊婦ゲストを招くときの配慮|席・料理・控室と声かけ文例

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プレ花嫁

来月の結婚式に、学生時代からの親友が妊娠6ヶ月で来てくれることになりました。嬉しいけど、妊娠したことがないので何を準備すればいいのか分かりません…

席や料理は特別にしたほうがいい?気を遣いすぎて、かえって負担にならないかも心配です。

こんなお悩みを解決します。

妊婦の友人を結婚式に招くとき、花嫁さんが迷うのは「席・料理・休める場所」と「どう声をかけるか」です。

検索窓に並ぶ言葉も「結婚式 ゲスト 妊婦 配慮」「結婚式 妊婦 席」「結婚式 ゲスト 妊婦 料理」「結婚式 妊婦 膝掛け」でした。「妊婦 結婚式 呼ぶ」「結婚式 妊婦 来てほしくない」と打つ人もいます。

結婚式の相談サイトにも、こんな悩みが実際に寄せられています。

  • 妊婦のゲストが数人いる。コースにステーキやお刺身があるけれど、妊婦さんだけ別メニューにしたほうがいい?
  • 出欠の締め切りのあとで、友人から「妊娠していて、体調しだいで欠席するかも」と連絡が来た。モヤモヤしてしまう
  • 式の約1ヶ月後が出産予定日の友人が「どうしても出たい」と言っている。こちらから断ってもいいの?

私は3姉妹のママです。長女を妊娠中の32週で、120名を招いた結婚式を挙げました。つまり、私自身が「妊婦の花嫁」でした。

そしてゲストとしても、妊娠中に3回、結婚式に参列しています。7ヶ月のときと、9ヶ月のときがありました。

招く側と招かれる側、両方の立場から「これをしてもらえて助かった」「ここは頑張らなくていい」を正直にまとめます。

【最初に結論】
  • 妊婦ゲストへの配慮は「席・料理と飲み物・休める場所」の3つで十分。式場は慣れているので、名前と妊娠月数を伝えて相談すれば大半は整う
  • 料理はコースを丸ごと変えなくていい。本人に食べられないものを聞いて、その食材だけ外す・よく焼いてもらう
  • 乾杯と食後の飲み物は、ノンアルコールとカフェインなしの選択肢を用意しておく
  • 席は「出入り口とトイレに近い」「空調が直接当たらない」「振り向かずに高砂が見える」
  • 招待は「来てほしい」をはっきり伝えてから、「当日欠席になっても大丈夫」と逃げ道を渡す
  • 妊娠をほかのゲストにどこまで知らせていいかは、席次を決める前に本人に聞く

妊娠中のゲストは「特別扱いしてほしい」わけではないんです。困ったときに動きやすい場所と、食べられるものがあれば十分。花嫁さんが全部を背負わなくて大丈夫ですよ!

この記事は、妊婦の友人を招く花嫁さん側の準備の話です。妊娠中のゲストとして「何ヶ月まで参列できるか」で迷っている方は、妊婦の結婚式参列はいつまで?月別の早見表を先に読んでみてくださいね。

目次

結論|結婚式の妊婦ゲストへの配慮は「席・料理・休める場所」の3つ

妊婦ゲストへの配慮は席・料理と飲み物・休める場所の3つ

妊婦ゲストのために花嫁さんができることは、たくさんあるように見えます。でも、優先順位をつけると「席・料理と飲み物・休める場所」の3つに絞れます。

この3つは、当日になってからでは変えにくいものです。逆に言えば、前もって式場に頼んでおけば、当日の花嫁さんは何もしなくていいんです。

配慮すること中身誰に頼むかいつ頼むか
席出入り口・トイレに近い/空調が当たらない/高砂が見える席次は自分たちで決め、プランナーに相談席次表を作る前
料理食べられない食材だけ外す・肉をよく焼く本人に聞いて、式場に伝える料理の最終打ち合わせまで
飲み物乾杯はノンアルコール、食後はカフェインなし式場に伝える料理と同じタイミング
休める場所クッション・膝掛け・横になれる部屋式場(スタッフ)最終打ち合わせ
移動駐車場・タクシー・早めに帰れる段取り自分たち+本人式の2〜3週間前

表の下の2つ(休める場所・移動)は、式場がもともと持っている備品や、ゲスト本人の段取りで足りることも多いです。

花嫁さんが自分の手で準備するのは、ほとんど「席次」と「本人への確認」だけ。そう思うと、少し気がラクになりませんか?

3回の参列で、私がお願いしたのは1つだけでした

私がゲストとして妊娠中に参列したのは、妹・義理の妹・義理の兄の3つの結婚式です。

そのとき私がお願いしたのは、「生のお肉だけは避けてほしい」という1つだけでした。

それ以外は、特に注文をつけていません。ほかのゲストと同じ料理を食べて、同じように楽しみました。

「あれもこれもお願いしたら面倒だと思われるかな」と、妊婦側も気にしているんです。だから1つだけ伝えて、あとは普通に楽しめたのがちょうどよかったです!

招く側が「何でも言ってね」と言ってくれても、妊婦側はなかなか細かく頼めません。だからこそ、花嫁さんから「食べられないものだけ教えて」と聞いてもらえると、答えやすいんです。

「全部やらなきゃ」と身構えなくていい理由もあります。私が自分の式場を探していたとき、妊娠8週の週末に3つの式場を見学しました。

3件とも、妊娠を伝えると膝掛け・クッション・カフェインレスの飲み物・加熱したメニューの配慮が出てきました。式場は、妊婦さんの対応に慣れているんです。

式場の公式サイトでも、たとえばセントアクアチャペルのよくある質問では、ゲストに妊婦さんがいる場合も生ものを避ける・ドリンクをノンカフェインにするなどの対応をすると案内しています。

つまり、花嫁さんの仕事は「式場に伝えること」です。中身はプロに任せていいんです。

妊婦の友人を結婚式に呼ぶ?迷ったときの声かけと招待の仕方

「妊娠中の友人を呼んだら、負担になるかも」と迷って、招待そのものをためらう花嫁さんもいます。「呼ばないほうが優しいのでは」と考えてしまうんですね。

ゼクシィの招待をためらうゲストへの声掛けマナーの記事では、ウエディングプランナーの清水恩さんが、妊娠中のゲストを最初から遠慮して招待しないのはNGとしています。

理由は「親しいと思っていたのに、声もかけてもらえなかった」と、相手を悲しませてしまうから。

そのうえで、「ぜひ来てほしい」と声をかけたうえで「無理しないで」と伝えるのがよい、という考え方です。

妊娠中に3回参列した私は、3回とも「行ってよかった」と思えました。行けるかどうかは本人が決めればいいこと。まずは声をかけてもらえるのが一番です。

呼ぶか迷ったら、こう考えてみてください。

  • 出るか出ないかを決めるのは、妊婦さん本人(と主治医)
  • 花嫁さんがするのは「声をかけること」と「出やすくする準備」
  • 声をかけずに決めてしまうと、相手に選ぶ機会が残らない

「来てほしくない」と思われない招待の文例

妊婦ゲストが一番気にしているのは、「本当は来てほしくないのに、気を遣って呼んでくれたのかな」ということです。

それを防ぐコツは、「来てほしい」を先に、「無理しないで」をあとに言うこと。順番が逆になると、遠回しに断られているように聞こえてしまいます。

招待状を送る前に、LINEで声をかけるときの文例です。

  • 安定期にかかる友人へ:「〇月〇日に結婚式をすることになったよ。〇〇にはぜひ来てほしいと思ってる!体調のこともあるだろうから、無理はしないでね。もし来てくれるなら、席とごはんはちゃんと準備するから」
  • 出産予定日に近い友人へ:「〇月〇日に式を挙げます。〇〇にはお祝いしてほしい気持ちでいっぱいだけど、予定日が近いよね。主治医の先生とも相談してみて、決めてくれたら嬉しいな。来られなくても、落ち着いたら会いに行かせてね」
  • 遠方に住んでいる友人へ:「〇月〇日に式をするよ。遠いし体調もあるから無理はしないでね。もし来てくれるなら、駐車場や帰りの時間も相談させて」

どの文例も、「来てほしい」「準備する」「来られなくても大丈夫」の3つが入っています。この3つがそろっていれば、相手は気兼ねなく返事ができます。

臨月や予定日近くにかかる友人へ、心配を伝えるときは

式の日が、友人の出産予定日の近くになることもあります。ゼクシィの同じ記事でも、安定期の前(妊娠2〜4カ月目)や、おなかが大きくなる9〜10カ月目に当たるなら出席は難しいはず、としています。

それでも友人が「出たい」と言ってくれたとき、花嫁さんの気持ちは複雑ですよね。嬉しい反面、「当日何かあったら」と不安になるのは自然なことです。

みんなのウェディングの相談コーナーには、式の約1ヶ月後が出産予定日の友人から「何がなんでも出席したい」と言われ、断っていいか悩む花嫁さんの相談がありました。

回答の中には、断るのではなく「遠いし何かあったら心配だから、お医者さんに相談してきてほしい」と伝えてはどうか、という声がありました。

心配を伝えるときは、「来ないで」ではなく「あなたの体が心配」を主語にします。

  • 「来てくれるのは本当に嬉しい。でも〇〇の体が一番大事だから、次の健診で先生に聞いてみてくれる?」
  • 「もし当日の朝に少しでも不安があったら、連絡ひとつで大丈夫だからね」
  • 「挙式だけ来て、披露宴は途中で帰るのでも全然いいよ」

9ヶ月で参列したことのある私なら、「先生に聞いてね」と言ってもらえたらありがたいと思います。止められたのではなく、心配してもらえたと分かるので。

出られなかったときのために、「落ち着いたら会いに行くね」「写真を送るね」と、別の形のお祝いも用意しておくと、どちらに転んでもお互い気持ちよく過ごせます。

結婚式で妊婦ゲストの席はどこがいい?選ぶ4つの条件

妊婦ゲストの席を選ぶ4つの条件の見取り図

席は、妊婦ゲストの過ごしやすさを一番左右します。料理と違って、当日に変えることがほぼできないからです。

私が参列したとき、一番困ったのはトイレが近いこととお腹の張りでした。披露宴は2〜3時間の長丁場で、ずっと座っているとお腹が張ってくるのが気がかりでした。

この2つを前提に、席を選ぶ条件を4つに絞ります。

  • 出入り口に近い:トイレや休憩で、目立たずに席を立てる
  • トイレまでの通り道が広い:ほかのゲストの椅子のうしろを何度も通らなくていい
  • 空調の風が直接当たらない:冷えるとお腹が張りやすい人もいる
  • 振り向かずに高砂が見える:お腹が大きいと、体をひねるのがつらい

ゼクシィの席次の配慮をまとめた記事にも、安定期前の妊婦の友人を「いざというときに遠慮せず席を立てるよう、出入り口側の席にした」という先輩花嫁の声が載っています。

長く座っていると、本当にお腹が張ってくるんです。出入り口の近くなら「ちょっと失礼します」が言いやすいはず。席の場所ひとつで、気持ちの余裕が変わると思います。

会場の見取り図を見ながら、プランナーさんに「トイレに一番近いのはどのテーブルですか?」と聞くのが早いです。

見取り図だけだと、トイレの場所は意外と分かりにくいもの。プランナーさんに聞いてしまうのが一番早いですよ!

同じテーブルに誰を座らせるか

席の場所と同じくらい大事なのが、同じテーブルのメンバーです。

私は自分の式で席次表を手作りしましたが、そのとき一番大事だと感じたのは「友人同士の組み合わせ」でした。

妊婦ゲストの場合は、次のような人が隣にいると安心です。

  • 気心の知れた友人(「トイレ行ってくるね」が言いやすい)
  • 妊娠・出産を経験している友人(体調の変化に気づいてくれる)
  • 本人の夫やパートナー(一緒に招待している場合)

逆に、お酒が進んでにぎやかになりそうなテーブルや、初対面の人ばかりのテーブルは、席を立ちにくくなるので避けたいところです。

隣に気心の知れた友人がいると、「ちょっと抜けるね」の一言がぐっと言いやすくなります。席の場所と同じくらい、隣の人が大事なんです。

妊娠をまわりに伝えていいか、席次の前に本人に聞く

見落としやすいのが、妊娠のことを、ほかのゲストにどこまで知らせていいかです。

まだ安定期の前で、周りに知られたくない人もいます。妊娠をまだ伝えていない相手が、同じテーブルにいることもあります。

Yahoo!知恵袋の質問には、式場スタッフの立場から「同じテーブルの人に妊娠が伝わるので、安定期前で知られたくない方もいる」という回答がありました。料理が一人だけ違うと、それだけで気づかれることがあるんですね。

それに、ゲストの中には妊娠を望んでいる人がいるかもしれません。

私は自分の式に、不妊治療中の先輩を招いていました。当日、新郎の挨拶で「お腹の中に赤ちゃんがいます」と報告したことを、あとから複雑な気持ちで振り返りました。

だからこそ、席次を決める前に、本人にひと言聞いておくと安心です。

  • 「同じテーブルの〇〇たちには、妊娠のこと伝えてる?」
  • 「料理を少し変えてもらうと、周りに分かるかもしれないけど大丈夫?」

気づかないうちに誰かを傷つけてしまうのは、花嫁さんにとってもつらいこと。ひと言聞いておくだけで、防げることがあります。

妊婦ゲストの料理は別メニューにする?式場への頼み方

料理は丸ごと変えず食べられない食材だけ外す

料理は、妊婦ゲストへの配慮で一番迷うところです。結論から言うと、コースを丸ごと変える必要はありません。

コースを丸ごと変えるより「その食材だけ」外してもらう

みんなのウェディングには、妊婦のゲストが数人いて、コースのステーキやお刺身をどうするか迷う花嫁さんの相談があります。

寄せられた回答で多かったのは、「別メニューにするほどではない」「食べられないものだけ聞いて、その食材だけ対応してもらえば十分」という声でした。

「みんなと同じ料理のほうが嬉しい」「料理よりも、トイレに行きやすい席やクッションのほうがありがたい」という回答もありました。

頼み方よいところ気をつけたいところ
コースを丸ごと別にする食材を一つずつ確認しなくていい料理が一人だけ違って目立つ/料金が変わることがある
食べられない食材だけ外す・よく焼くほかのゲストと同じ料理を楽しめる本人に何が食べられないかを先に聞く必要がある
何も伝えない花嫁さんの手間はゼロ本人が当日、食べられない料理を残すことになる

ウエディングパークの相談には、式場から「妊婦さんはコース全体を変えて、加熱対応が必須」と言われて戸惑った花嫁さんの声もありました。回答では「全部変更は聞いたことがない」「元のコースで部分的に対応できないか相談を」という意見が出ていました。

式場によって対応の仕方は違うので、「このコースのまま、食材だけ変えられますか?」と聞いてみるのが近道です。

妊娠中に避けたほうがいい食材の中身(生もの・加熱の甘いお肉・ナチュラルチーズなど)は、妊娠中の結婚式の食事をまとめた記事で、厚生労働省の情報をもとに詳しく書いています。

伝えたのは「生のお肉だけ」。それで足りたのはなぜ?

私が参列したとき、お願いしたのは生のお肉のことだけでした。

それで十分だったのは、何が食べられないかは、人によって全然違うからです。気にする食材も、つわりや好みの変わり方も、妊婦さんそれぞれ。

だから花嫁さんが「妊婦さんならこれはダメ」と先回りして決めるより、本人に聞くほうが確実です。

私は、ほかの料理は普通にいただけました。だからこそ「全部変えられていたら、かえって申し訳なかったかも」と思います。一つだけ伝えて、あとは普通に楽しむのがちょうどよかったです!

ゼクシィの卒花嫁の料理とドリンクの気遣い調査でも、妊娠しているゲストに「生魚を食べられるか」「肉料理の焼き加減に希望はあるか」を事前に聞いて、式場に配慮をお願いした花嫁さんの例が紹介されています。

本人に聞くときのLINE文例

聞くときは、アレルギーと同じように「食べられないもの」として聞くと、相手も答えやすくなります。

  • 「式場にアレルギーとかを伝えるんだけど、妊娠中で食べられないものある?お肉の焼き加減とか、生ものとか」
  • 「乾杯と食後の飲み物、ノンアルコールとカフェインなしも用意できるみたい。どれがいい?」
  • 「特になければ、それでも大丈夫!当日食べられないものがあったら、遠慮なく残してね」

最後の一文があると、「何か言わなきゃ」というプレッシャーがなくなります。

「特になければ大丈夫」を添えるだけで、相手は「何か頼まなきゃ」と思わずにすみます。聞き方ひとつで、気の遣わせ方が変わるんです!

プランナーに伝える項目のチェックリスト

本人に聞いた内容は、次の項目でまとめてプランナーさんに渡すと、伝え漏れがありません。

  • ゲストの名前と席(テーブル名)
  • 式当日の妊娠月数(〇ヶ月ごろ)
  • 避けたい食材と、肉の焼き加減の希望
  • 乾杯のドリンク(ノンアルコールの希望)
  • 食後の飲み物(カフェインなしの希望)
  • クッション・膝掛けの用意
  • 休める部屋の有無
  • 妊娠を周りに知られたくないかどうか(スタッフの声のかけ方)

最後の「周りに知られたくないか」は、意外と抜けやすいんです。スタッフさんが席で「妊婦さん用のお料理です」と言ってしまうと、それだけで伝わってしまうので。

妊婦ゲストの乾杯と食後の飲み物|ノンアルコールとカフェインなしを用意する

料理と一緒に決めておきたいのが、飲み物です。

披露宴では、乾杯でシャンパンが注がれるのが一般的です。食後にはコーヒーや紅茶が出てきます。

妊娠中は、お酒を控えている人がほとんどです。カフェインも、量に気をつけている人が多いです(カフェインについては厚生労働省のカフェインの過剰摂取についてのQ&Aに注意点がまとめられています)。

ゼクシィの調査では、先輩花嫁たちのこんな工夫が紹介されていました。

  • 乾杯のシャンパンを、妊婦ゲストだけジンジャーエールに変えた
  • 食後の飲み物に、コーヒーや紅茶ではなくハーブティーを用意した

先ほどのゼクシィの声掛けマナーの記事でも、「さっぱりしたノンアルコールカクテルなど、妊婦でも楽しめるドリンクを用意」することが挙げられています。

私はお酒もコーヒーも大好きなんです。自分の式では一滴も飲めず、コーヒーもカフェインレスに切り替えていました。だから「選べる飲み物」があるだけで、気持ちがふっと軽くなるのがよく分かります。

ただし、何を飲むかを決めるのは本人です。

Yahoo!知恵袋の式場スタッフの回答にも、「せっかくだから食後のコーヒーは飲みたい」という妊婦さんもいる、という話がありました。気をつけ方は人それぞれなんです。

花嫁さんが用意するのは「選べる状態」まで。何を飲むかは、本人と主治医の判断にお任せしましょう。

【ここまでの中間まとめ】
  • 妊婦ゲストへの配慮は「席・料理と飲み物・休める場所」の3つでいい
  • 呼ぶか迷ったら、まず声をかける。「来てほしい」を先に、「無理しないで」をあとに
  • 席は出入り口とトイレに近く、空調が当たらず、振り向かずに高砂が見える場所
  • 妊娠をほかのゲストに伝えていいかは、席次の前に本人に聞く
  • 料理は食べられない食材だけ外す。乾杯と食後は「選べる飲み物」を用意

結婚式の妊婦ゲストに膝掛け・クッション・控室|座りっぱなしの2〜3時間を楽にする

ここまでで、席と料理の準備はほぼ終わりです。最後に、長い披露宴を少しでも楽に過ごしてもらう準備をします。

頼んでいないのに置かれていたクッション、その使い道

3回の参列のことで、今でもよく覚えているのがクッションのことです。

参列したとき、式場のスタッフさんが、頼んでもいないのにそっとクッションを用意してくれたんです。

背もたれとお腹のあいだに置いてみたら、座るのが本当にラクになりました。

2〜3時間座りっぱなしだと、お腹がじわじわ張ってきます。クッション1つで、こんなに違うのかと驚きました。頼んでいないのに用意してもらえたのが、本当にありがたかったです!

みんなのウェディングの回答にも、「ブランケットが必要か一声かけてほしい、とスタッフに伝えておいた」「膝掛けを用意してもらった」という声がありました。

クッションと膝掛けは、式場に頼めば用意してもらえることが多いものです。私が見学した3つの式場でも、妊娠を伝えるとすぐに出てきました。花嫁さんは「〇番テーブルの〇〇さんが妊娠中なので、クッションと膝掛けをお願いします」と一言伝えるだけで大丈夫です。

  • クッション:背もたれとお腹のあいだに置くと姿勢がラクになる
  • 膝掛け:冷房の効いた会場では、足元から冷える
  • 椅子:座面や背もたれが合わないときに替えられるか、式場に相談してみる

結婚式で妊婦が休める控室|「使っていい部屋」を先に決めておく

体調が急に悪くなったとき、横になれる場所があるかどうかで安心感がまったく違います。

私は花嫁として32週で式を挙げた日、披露宴の途中で控え室に戻って横になる時間を作ってもらいました。控え室の中にトイレがあったのも、本当に助かりました。

妊婦ゲストにも、同じように「逃げ込める部屋」があると安心です。

  • 式場に、ゲストが休める部屋(空いている控室や救護室など)があるか聞く
  • 部屋の場所を、本人と同じテーブルの友人にも伝えておく
  • 「休みたいときはスタッフに声をかけてね」と本人に先に言っておく

部屋があっても、場所を知らなければ使えません。当日の受付で、スタッフさんから本人に案内してもらうようにお願いしておくと確実です。

「休める部屋があるよ」と知っているだけで、気持ちに余裕ができます。実際に使わなくても、知っていることが大事なんです。

妊婦ゲストの移動と帰り道|駐車場・タクシー・早めの帰宅

当日の負担は、会場の中だけではありません。行き帰りの移動も、妊婦さんには大きな負担です。

私が妊娠中に参列した3つの結婚式は、どれも車で30分〜1時間以内の会場でした。3回とも出られたのは、この近さが大きかったと思っています。

会場が近かったので、私は3回とも気持ちに余裕を持って出られました。移動の負担は、本人が思っている以上に大きいんです。

花嫁さんにできる移動の配慮は、次のようなものです。

  • 会場に駐車場があるなら、本人の分を確保できるか式場に聞く
  • 送迎バスがあるなら、乗り場と時間を早めに伝える
  • 帰りのタクシーを呼べるか、式場に確認しておく
  • 遠方から来る場合は、移動の時間も含めて無理がないか本人と相談する

私が自分の式に選んだのも、駅から少し遠い会場でした。送迎バスを手配できる式場だったことは、ゲストの移動を考えるうえで心強かったです。

会場が駅から遠い場合ほど、「どうやって来て、どうやって帰るか」を先に一緒に考えておくと安心です。

二次会や長い式のあとは「途中で帰っていいよ」を先に言う

披露宴のあとに二次会がある場合、妊婦ゲストは誘われると断りにくいものです。

私自身、花嫁として32週で式を挙げた日は、体力の限界とお腹の子が心配で、二次会には少し顔を出しただけで帰りました。花嫁でさえそうなのですから、ゲストならなおさらです。

  • 「二次会は気にしないでね。披露宴だけで十分嬉しいから」
  • 「疲れたら、披露宴の途中でも帰って大丈夫だよ」

この一言を事前に伝えておくと、妊婦ゲストは自分の体調を優先しやすくなります。

当日の声かけ|妊婦ゲストに何と言えばいい?

準備が整ったら、あとは当日の声かけです。といっても、花嫁さんが当日できることは、実はあまり多くありません。

花嫁は当日動けない。だから「見ていてくれる人」を決めておく

私は120名を招いた自分の式で、当日ゆっくり話せたゲストは20名もいませんでした。

花嫁は当日、着替え・写真・挨拶で、ほとんど自由に動けません。妊婦ゲストのそばに行って体調を聞く余裕は、正直ないと思っておいたほうがいいです。

だからこそ、事前に「見ていてくれる人」を決めておきます。

  • 同じテーブルの、仲のいい友人
  • 本人の夫やパートナー(一緒に招待している場合)
  • 会場のスタッフさん(プランナー経由で伝えておく)

「当日はバタバタで声をかけられないかもしれないから、〇〇ちゃんにお願いしてあるよ」と本人に伝えておくと、相手も気がラクになりますよ。

当日に伝えたい、短い一言の文例

高砂から挨拶に回るときや、写真を撮るときに、短く声をかけられれば十分です。

  • 「来てくれてありがとう!体調大丈夫?無理しないでね」
  • 「クッション使ってる?足りないものがあったらスタッフさんに言ってね」
  • 「疲れたら途中で帰ってね。来てくれただけで本当に嬉しい!」

長く話す必要はありません。「来てくれて嬉しい」と「無理しないで」が伝われば、それで十分です。

妊婦ゲストの返事が「体調しだい」のまま…モヤモヤしない聞き方と準備

妊婦の友人から「出席したいけど、体調しだいで欠席するかも」と言われることもあります。

ウエディングパークには、出欠の締め切りのあとに友人から「妊娠していて欠席するかもしれない」と連絡があり、モヤモヤしてしまう花嫁さんの相談がありました。席札もムービーの素材も、もう準備が進んでいた時期でした。

花嫁さんの気持ちも、妊婦さんの事情も、どちらもよく分かります。妊娠中の体調は、昨日まで元気でも今日は起き上がれない、ということがあるんです。

回答では、次のような意見が出ていました。

  • 出席する前提で、席札や引き出物を準備しておく
  • 欠席になったら、引き出物はあとで送る
  • プランナーさんに、直前まで人数を調整できるか相談しておく

準備が進んでいる時期ほど、モヤモヤするのは当然です。そう感じる花嫁さんが、心の狭い人なわけではありませんよ。

「〇日までに分かれば助かる」を日付で伝える文例

モヤモヤの正体は、「いつ決まるのか分からない」ことです。だから、花嫁さん側から「この日までに分かれば助かる」と日付で伝えてしまいましょう。

ゼクシィの声掛けマナーの記事でも、「欠席の場合〇日前までに伝えてもらえると助かるけど、当日急に来られなくなってしまっても遠慮せずに言ってね」と伝える方法が紹介されています。

  • 「料理の数を〇月〇日に式場に伝えるから、その日までに分かったら教えてね。でも、当日の朝に無理だと思ったら、それでも全然大丈夫だから!」
  • 「席は〇〇の分、ちゃんと用意しておくね。当日来られなくても気にしないで」

料理の人数を確定する日は、式場ごとに決まっています。その日をプランナーさんに確認してから伝えると、話がスムーズです。

当日欠席になったときの席と引き出物

当日に欠席の連絡が来ることもあります。そのときに慌てないよう、次のことを決めておくと安心です。

  • 空いた席をどうするか(そのままにするか、式場に片付けてもらうか)
  • 引き出物は後日送るか、共通の友人に預けるか
  • 料理のキャンセル料がかかるかどうか(式場の規定を確認)

「来られなかったらどうしよう」と悩むより、「来られなかったらこうする」と決めておくほうが、ずっと気持ちがラクです。

ゲスト側の「返事のあとに妊娠が分かったとき、どう伝えればいいか」は、結婚式のお呼ばれ後に妊娠が分かったときの伝え方の記事にまとめています。相手の立場を知っておくと、モヤモヤも少しやわらぎますよ。

席札・メッセージカードに書く一言|妊婦の友人への文例

席札やメッセージカードに一言添えると、妊婦ゲストにも気持ちが伝わります。

ただし、席札は同じテーブルのゲストの目にも入ります。妊娠をまだ伝えていない人がいるなら、妊娠に触れない文面にしておきましょう。

妊娠をみんなが知っている場合

  • 「大事な時期に来てくれて本当にありがとう!クッションと膝掛けを用意してもらったので、ゆっくりしていってね」
  • 「体調はどう?今日は無理せず、疲れたらいつでも休んでね。赤ちゃんに会えるのを楽しみにしてるよ」
  • 「〇〇がお母さんになるなんて、私まで嬉しい!今日はお腹の赤ちゃんと一緒にお祝いしてくれてありがとう」

妊娠に触れないほうがいい場合

  • 「来てくれて本当にありがとう!今日はゆっくり楽しんでいってね」
  • 「〇〇がいてくれると心強いです。何かあったら遠慮なく声をかけてね」

妊娠中は、ちょっとした言葉が心に残るんです。「無理しないでね」の一言があるだけで、「大切にしてもらえてる」と感じられますよ。

結婚式の妊婦ゲストへの配慮でよくある質問

招待状を出したあとで、友人の妊娠を知らされたら?

まずは「おめでとう!」を伝えましょう。そのうえで、「体調を優先してね」「来てくれるなら席と料理を準備するね」と、どちらでも大丈夫なことを伝えます。

出欠の返事を変えていいか、相手が迷っていることもあります。花嫁さんから「欠席に変えても大丈夫だよ」と言ってあげると、相手はほっとするはずです。

妊婦のゲストが何人かいるときは、同じテーブルにまとめる?

まとめるかどうかは、関係性しだいです。もともと仲のいい人同士なら、同じテーブルで気がラクになることもあります。

一方で、妊娠をまだ周りに伝えていない人もいます。席次を決める前に、それぞれに「周りに伝えていいか」を聞いておくと安心です。

妊婦の友人に、ご祝儀やお車代で気を遣うべき?

ご祝儀は、妊娠中かどうかでルールが変わるものではありません。花嫁さんから辞退を申し出る必要もないと私は考えます。

遠方から来てもらう場合のお車代も、ほかのゲストと同じ基準で考えれば大丈夫です。妊婦ゲストのための特別なお金より、駐車場やタクシーの手配のほうが助かるはずです。

臨月の友人に「来ないで」と言ってもいい?

体を心配して、出席を見送ってほしいと思うこと自体は、悪いことではありません。

ただ、「来ないで」と言い切るより、「あなたの体が心配だから、先生と相談して決めてね」と、判断を本人と主治医に返すほうが角が立ちません。挙式だけ参加する、写真を送る、落ち着いたら会いに行く、など別の形のお祝いも一緒に提案してみてください。

妊娠中に何ヶ月まで参列できるかの目安は、ゲスト向けに書いた妊婦の結婚式参列の月別早見表も参考になります。

まとめ|今日できる一歩は、プランナーへのメモに妊婦ゲストの名前と月数を書くこと

妊婦の友人を結婚式に招くとき、花嫁さんが全部を背負う必要はありません。

私が妊娠中に参列したときも、お願いしたのは生のお肉のこと1つだけでした。それでも、クッションをそっと用意してもらえたことは、招かれた側の私にしっかり届いていました。

3回とも「行ってよかった」と思えたのは、会場が近くて気持ちに余裕を持てたことも大きかったです。花嫁さんの準備は、小さなことで十分なんです。

【最後にもう一度、結論】
  • 妊婦ゲストへの配慮は「席・料理と飲み物・休める場所」の3つ
  • 招待は「来てほしい」が先、「無理しないで」があと
  • 席は出入り口とトイレに近く、空調が当たらず、高砂が見える場所
  • 料理は丸ごと変えず、食べられない食材だけ本人に聞いて外す
  • 乾杯と食後は、ノンアルコールとカフェインなしを選べるように
  • クッション・膝掛け・休める部屋は、式場に一言伝えれば用意してもらえる
  • 返事が保留なら「この日までに分かれば助かる」を日付で伝える

今日できる一歩は、プランナーさんへの相談メモに「妊婦ゲストの名前・テーブル・式当日の妊娠月数」の3つを書いておくことです。

そして、本人にLINEで「食べられないものある?」と一言聞いてみてください。その一言が、友人にとっては何よりの「来てほしい」のサインになります。

妊娠中の友人が来てくれるのは、それだけで特別なお祝いです。準備はプロに任せて、当日は花嫁さんも一緒に、思いきり楽しんでくださいね!

お呼ばれする側の服装やご祝儀のマナーは妊婦の結婚式お呼ばれマナーの記事に、食事の詳しい注意点は妊娠中の結婚式の食事の記事にまとめています。友人に「こんな記事があったよ」と送ってあげるのも、ひとつの気遣いになりますよ。

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